シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
ワイン・アドヴォケイト得点 96点
メドック格付け第2級のボルドーワイン!
正統派マルゴースタイルを尊重した、エレガントなスタイル
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン Chateau Durfort-Vivens
1855年メドック格付けでマルゴー2級となり、当時の格付けでは、メドック全体で9番目というとても高い格付を与えられていました。
それにもかかわらず、他のシャトーに比べると知名度が低いのには理由があります。1937年から1961年までシャトー・マルゴーに所有され、シャトー・マルゴーやパヴィヨン・ルージュの一部とされていたため、「シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン」という名前でワインが世に出回っていなかったという歴史があるからです。
1961年以降、リュシアン・リュルトン氏(現オーナーのゴンザッグ氏の父)がオーナーとなり再びデュルフォール・ヴィヴァンの名で販売されるものの、リュシアン氏の母がブラーヌ・カントナックのオーナーであったことから同じように金色のラベルで販売されていました。そのため「ブラーヌ・カントナックのセカンドワインでは?」と勘違いされたこともあって、知名度がなかなか上がらず、低迷が続きました。
長く低迷が続いたシャトーに希望の光が射したのは90年代になってからのことでした。1992年から現在のゴンザッグ・リュルトン氏がオーナーとなり大きく設備投資を行ったことで、品質は大きく向上。1995年に念願の“100%シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン”として販売が再開されました。
もともとマルゴーが所有するほどのポテンシャルの高い畑だったので、それに見合う惜しみない投資を行ったことで、60年近くマーケットから姿を消していたシャトーは、奇跡の完全復活を遂げたのです。