2015年ヴィンテージコメント
(2018年7月22日試飲)
プラム、アメリカンチェリーのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、燻し香、木質香、カラメル香、ナッティーな風味、大地のイメージ、胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程よい凝縮感あるよく熟した果実味が豊かに広がります。アルコールを強めに感じ、ボリュームがあり、程よい酸とミネラルを感じ、飲み応えあり骨太で骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めですが荒らしいところはなく、あくまでもシルキーです。余韻は長く果実の旨味と共に苦味と収斂性がやや強めに現れます。肉厚でボリュームがあり、よく熟した果実味が旨味豊かに広がり、複雑味があり余韻の長い、非常にお買い得なボルドーワインと言えます。
2011年ヴィンテージコメント
(2016年4月5日試飲)
カシス、乾燥プラムなどを思わせる果実香、カラメル香、カカオの風味、チョコレート、燻し香、木質香、鉱物を感じるミネラル、ナツメグなどのスパイス香などが香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。アルコールを強めに感じ、ボリュームがあり、程よい酸とミネラルを備え骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強く、収縮感があり、荒々しいイメージを残します。余韻はやや長く、骨太で力強く、ボリュームがあり、後味に苦味と収縮感が強めに残ります。ミネラルに富み、骨太で力強く、恐縮感があり、旨味の要素が膨らむまで時間がかかり、未だ、荒々しい印象を強く感じるヴィンテージです。今後の熟成も期待出来ますが、今飲むなら早めの抜栓をお勧めします。
2010年ヴィンテージコメント
(2014年3月1日試飲)
カシス、ブルーベリーなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、ナッティーな風味、埃っぽい要素、大地のイメージ、胡椒などスパイス香などを感じます。口の中によく熟したイメージの凝縮した果実の旨味が広がります。アルコールを強めに感じ、ふくよかで膨らみがある味わいです。比較的豊かな酸を備え、タンニンは強く、骨格のしっかりした骨太で飲み応えあるワインです。強いタンニンですが、やや収縮感があるものの荒々しいイメージはなく、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻はやや長く、果実の旨味と共にカカオの風味、スパーシーな風味、大地のイメージなど複雑味が現われます。よく熟したイメージの凝縮した果実の旨味が広がる力強く骨太で複雑味も備えた非常にお買い得なボルドーワインです。これぞ掘出物と言って良いでしょう。