現当主で5世代目となるビュルロ・ナエ家
家族経営の小さな蔵元。現当主シィルヴァン氏、奥様のジャニンヌ氏、そして一人息子のマクサンス氏の3人家族です。6代目マクサンスは唯一のフランス産コルクメーカーOLLER社に勤務しながら家業を手伝っています。
ヴェルジィ村のグランクリュ畑
ブドウ畑はモンターニュ・ド・ランスのヴェルジィ村にあり、100%グラン・クリュ畑です。所有畑面積5ha(平均樹齢35年)畑は、表土が15cmほどその下は分厚いチョーク質土壌。ブドウ栽培においては、減農薬栽培法を取り入れています。毎年収穫後、1ha分(20%分)の選び抜いた最良のブドウを元詰め用分として醸造しています。残りは長年取引のあるヴーヴクリコへ譲っています。
すべて手作業の古典的な醸造
ブドウを収穫したら、外側が鉄、内側は鋳物ホーローのタンクにて、ベースとなるワイン造りをおこないます。昔から使っているものなので、最新技術の装置(たとえば温度調整機)などの設備なく、自然の温度で醸造しています。(※温度は、おおよそ13度くらいに保たれます)後はブドウの自然な流れに任せています。 第二次醗酵に備えての瓶詰めは4月に行います。第二次醗酵に備えた瓶詰め後、ボトルは、ヴェルジィ村のチョーク質土壌の壁を切り崩し堀上げた天然セラーに運ばれ、デゴルジュマン前まで熟成させます。そしてドザージュを行います。コルクはもちろん、息子のマクサンスが勤めるOLLER社です。