ワイン法の変更により「ヴァン・ド・フランス」となりました。
2009年よりヴァン・ド・タブルというカテゴリーは無くなり、ヴァン・ド・フランスとなりました。ヴァン・ド・タブルはヴィンテージの表記と葡萄品種の表記は禁止されていましたが、ヴァン・ド・フランスではヴィンテージと葡萄品種は任意で表記出来るようになりました。今までヴァン・ド・タブルだったエリタージュは、2009年から初めてヴィンテージを表記出来るようになったのです。
エリタージュは2002年がファーストヴィンテージです。天候が難しかったその年に、生産量を確保するために造られたのが始まりです。それから毎年生産されていますが、品質は決してAOCワインには負けていません。ヴァン・ド・フランス(2008年まではヴァン・ド・タブル)という低い等級だからこそ実現出来た驚きのコストパフォーマンスです。
南ローヌのスーパースター サンタ・デュック
『サンタデュックはジゴンダスに君臨するチャンピオンである』とロバート・パーカーが絶賛して以来、イヴ・グラの造るワインは素晴らしい評価を受けています。(ジゴンダスは南ローヌのAOCでシャトーヌフ・デュ・パプほど有名ではありませんが、素晴らしいワインが生産される地域です)
ロバート・パーカーは、彼のことをこう記述しています。おそらくはジゴンダスのトップ・ドメーヌであるイヴ・グラ所有のサンタ・デュックは、南ローヌで最も完全な、凝縮して複雑になり得るワインのいくつかを常に造り続けている。私の見るところでは、サンタ・デュックはジゴンダス随一のスーパースターである。
ジゴンダスのチャンピオン/世界中の評論家やワイン愛好家を驚かせています
現当主イブ・グラはドメーヌを1985年に父親のエドモン・グラから引継ぎました。それまでは大半はバルクでネゴシアンに売られていましたが、彼の代になってすべて自家葡萄園元詰めに切り替えました。畑は約10ヘクタールで、ローヌ南部のドメーヌとしてはさほど大きくありません。しかしこのドメーヌで、イブ・グラによって造られるワインは、今や世界のワイン評論家を驚かせています。
セレクション サンタ・デュック(ファミーユ・グラ)
1999年から手がけはじめたネゴシアンとしてのワインです。ネゴシアンと言っても、信頼できる親戚や友人の所有で彼が良いと思った畑で、栽培を厳しく指導し厳選した葡萄のみを購入して造られます。醸造はもちろん彼のセラーで行います。ドメーヌ・サンタ・デュックのワインに対する需要に応えるには最善の方法だったと言えます。実際、自家畑のものと遜色ない素晴らしいワインが造られます。