「バローロの父」と呼ばれた先代から受け継ぎ
1340年からの歴史を誇る名門ワイナリーを切り盛りするジョヴァンニファミリー
1340年からの歴史を誇る、バローロに唯一残る貴族階級所有のワイナリーです。イタリアが世界に誇る赤ワイン、バローロの父と呼ばれたのが、先代のパオロ・コルデロ・ディ・モンテツェモロ。そのパオロ亡き後は、エンリコとジョヴァンニの二人の兄弟が引継ぎ、現在は、ジョヴァンニとその子供たちによってこの由緒あるワイナリーは運営され、標高300メートル、バローロを形成する11のコミューンの一つ、ラ・モッラの近くに位置し、バローロでは珍しく畑をひとまとまりで所有する生産者で、30ヘクタールの所有畑のうち28ヘクタールがワイナリーの周りにあります。フェラーリの社長ルカ・ディ・モンテツェモロとは親戚関係です。
由緒正しい造り手が生み出す気品溢れるスタイル
ピエモンテには少ない貴族階級所有のワイナリー。将軍だったファレッティ家との婚姻で、貴族となった由緒正しい家系です。山を意味するモンテと合わさり、敷地内の小山をモンファレットと命名、ここを代表するレバノン一本杉も所有しています。殆どの畑が醸造所から近く、最も遠い畑でも収穫から2時間以内に、また白ワインの場合は収穫から1時間以内に、醸造所に運ばれてきます。2つのバローロ(モンファレット、ヴィーニャ エンリVI) ラ・モッラの最良区画の一つ、粘土石灰土壌のモンファレットはマンガンやマグネシウムが豊かで、ソフトでキメ細やかなタンニンを持つバローロ モンファレットが生まれます。また、1958年に買い足したカスティリオーネ ファレットの2ヘクタールの畑は鉄分の多い土壌で、厚みがあり余韻も豊かな長熟タイプのバローロ エンリコVI(6世)が造られています。購入した年に6人目の子供(4男のエンリコ)が誕生、それを記念してこの名前がつけられました。