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コペルティーノ ロッソ ロッカ・ディ・モリ Rocca dei Mori

ワインアップ画像

イタリアで麦ちゃん一押し!「ロッカ・ディ・モリ」
南イタリア・プーリアの家族経営の生産者による掘り出し物
スパイシーで複雑味伴う豊かな味わい!

濃縮感あるカシスをイメージする果実味
古びた印象の樽の風味と発酵食品の旨味が特徴的

骨太で力強く、バランス良くまとまったヴィンテージです。

麦ちゃん評価

4.0点

ワイン情報
■タイプ 赤 (Red Wine)
■ボディー
■産地 イタリア プーリア(Italy) 
■ぶどう品種 ネグロアマーロ70% モンテプルチアーノ30%
■生産者 ロッカ・ディ・モリ
■熟成・醸造 スラヴォニアンオークの大樽(125hL)で30~45日間発酵 フレンチオークのバリックで6ヶ月熟成、ブレンド後、スラヴォニアンオークの大樽(55hL)に移し数ヶ月寝かせます。清澄もろ過もせず、6ヶ月瓶熟
■アルコール度数 14.0%
麦ちゃん ワインブティックヴァンヴァン
テイスティングコメント
2020年ヴィンテージコメント (2023年12月22日試飲)

カシス、乾燥プルーンなどを思わせる果実香、カラメ香、黒糖、木質香、燻し香、胡椒などのスパイス香などが豊かに香ります。口の中にカシスをイメージする濃縮感ある果実味がやや古びた印象の樽の風味、スパイスの風味などを伴い豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルに富み、メリハリがあり、しっかりした骨格を備えています。タンニンは強めで収縮感ありますが、荒々しいところはありません。余韻は長く、果実の旨味が後味に長く残ります。濃縮感あるカシスをイメージする果実味、古びた印象の樽の風味と発酵食品の旨味が特徴的、骨太で力強く、バランス良くまとまったヴィンテージです。

麦ちゃん評価 4.0点
お料理バナー

豚肉の香草焼き、照り焼きチキン、パテドカンパーニュ、ニラレバ炒め

※麦ちゃん評価とは?

ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】

イタリアワイン|コペルティーノ ロッソ 2020 ロッカ・ディ・モリ
赤ワイン フルボディ

当店通常販売価格 ¥ 2,220 税込
会員特別価格 ¥ 2,190 税込
  • イタリア
  • 赤ワイン・フルボディー
  • 麦ちゃん評価4.0点
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在庫数 2


南イタリア・プーリア州は長靴のカカトにあたる地域です。

生産者情報

ロッカ・ディ・モリ Rocca dei Mori

D.O.C.コペルティーノの中の、モンテローニ・ディ・レッチェにある全くの家族経営の生産者です。ワイン造りの歴史は1870年に遡ります。二代目が施設を新設し、畑をおこしました。さらに三代目が1960年に会社を設立し、1975年には瓶詰め装置を導入して、ワインの元詰めと自社ブランドのラベルの使用を開始しました。 1995年からは、葡萄園を増やしワイン造りや熟成の最新技術を駆使することにより、世界中へ輸出を始め、成功を収めました。現在、兄が社長、弟がエノロゴで、この二人を中心に7人で構成しています。新しいヴィンテージへの切り替わりが比較的遅く、しかも熟成がゆっくり進んでいくのは、熟成出来るワインを造ろうとしているからです。そのために、収穫から醗酵まで全ての過程でそうなるようにしています。

所有する自社畑は50haで、内訳は35%がコペルティーノ、25%がスクインツァーノ、その他となっています。さらに80haのアグノロモ指導の契約農家からの買い取り葡萄を使用しています。単に葡萄を買うというより土地を借りて葡萄を造ってもらうというイメージで、1kg幾らではなく、1ha幾らという単位で買い取ります。プーリアは元々雨が少なく乾燥しているので、農薬は雨の多い年には使用しますが、それ以外は何も使いません。葡萄は1本の樹に2~3房しか付けません。収穫は夜中か早朝に100%手摘みで行い、良い葡萄のみ箱に入れます。収穫量は法定収穫量の1/3の30hl/haです。葡萄を食べるとジャムの味がします。また、三角形のタンクを使用し、タンクの上部を開けておきます。

プリミティーヴォはたくましい葡萄なので、天然偶発酵母を使用。ネグロアマーロはデリケートなので、酸化したようなニュアンスにならないよう天然人工酵母を使います。醗酵中も醗酵が終わっても、ポンプでピジャージュを行います。マセラシオンは長く、1ヶ月以上になることもあります。印象的な香りは、酵母によるものです。長い発酵、熟成をするといろいろな力を溜め込むので、それを除去してしまうフィルターは使いません。また、バリックから瓶詰めするとショックを受けるので、一度大きな樽に入れてからボトリングします。品質へのこだわりはコルクにも現れており、コルク会社が造る最高の規格のものだけを使っています(通常の5~10倍の価格)。また漂白しないため、コルクの色が悪く見えます。その年の作柄によって、造るワインを変えています。良いヴィンテージのみ上のクラスのワインを造り、そうでない年はオンリイ・ロッソを造ります。格下げや生産量を減らす生産者はいますが、ここまで徹底した生産者は他に知りません。

訪問して印象的だったのは、「良いワインを造ることは重要だが、人の印象に残るワインを造りたい。10人中9人に嫌われてもいいから、ロッカ・デイ・モリだと分かってもらえるワインをめざしたい。」という言葉でした。ちなみに、「ロッカ・デイ・モリ」とは、「トルコ人の大きな石」という意味で、オスマントルコが攻めて来た際の首切り台の石のことです。また、ワイン名のブリアコやウイリエーザは、父親の代から使っていて、名前とデザインは昔ユーゴスラビア人に頼んだため、意味は誰も知らないとのことでした。(インポータの資料を抜粋)

過去のテイスティングコメント
2015年ヴィンテージコメント (2018年2月2日試飲)

カシス、干しプラムなどを思わせる果実香、カラメル香、黒糖、燻し香、木質香、ヴァニラ香、ナツメグ・胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に凝縮した果実味がスパイスの風味と適度な樽熟成から由来する複雑味を伴って豊かに広がります。アルコールはやや強めに感じ膨らみがあり、比較的豊かな酸と強いミネラルを感じ、骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めで、収縮感はあるものの、荒らしい印象ではありません。余韻は長く、果実の旨味と共に苦味と収斂性がやや強めに現れます。ミネラルに富み、凝縮した果実の旨味が豊かに広がり、複雑味に富み、骨太でしっかりした、力強いけれどバランス良くまとまったヴィンテージです。

麦ちゃん評価 3.9点
2014年ヴィンテージコメント (2017年5月23日試飲)

アメリカンチェリーのジャム、ブルーベリー、イチジクなどを思わせる果実香、スミレの花をイメージするフローラルな香り、ミルキーな風味、カラメル香、黒糖、木質香、シナモン・胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。アルコールをやや強めに感じ、ボリュームがあり、比較的豊かな酸とミネラルに富み、骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めで収縮感はありますが、荒らしいところはなく、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、果実の旨みと共に、僅かですが苦味と収斂性が現れます。強めなスパイシーな風味とフローラルな風味が共存して独特なイメージを醸し出し、凝縮感があり、ミネラルに富み、骨格のしっかりしたヴィンテージです。

麦ちゃん評価 3.95点
2013年ヴィンテージコメント (2015年10月12日試飲)

よく熟したプラム、アメリカンチェリーのジャム、干しプラムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、ナッティーな風味、木質香、ナツメグ・胡椒などのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど複雜に豊かに香ります。口の中にやや過熟ぎみにさえ感じる凝縮感ある果実の旨味が広がります。アルコールをやや強めに感じ、膨らみがあり、比較的豊かな酸を備え、骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強めでやや収斂性はあるものの、荒々しいイメージではありません。余韻は長く、果実の旨味と共に、ビターなタンニンが後味に残ります。やや過熟ぎみにさえ感じる凝縮感ある果実の旨味が特徴的。骨太で力強く、スパイシー、余韻の長い素晴らしいヴィンテージと言えます。

麦ちゃん評価3.95点
2011年ヴィンテージコメント (2014年11月4日試飲)

乾燥プラム、ブルーベリーのジャムなどを思わせる果実香、黒糖、カラメル香、燻し香、鉱物を感じるミネラル、胡椒・ナツメグなどスパイス香などを感じます。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。アルコールを強めに感じ、膨らみがあり、程よい酸を備え、骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強く、収縮するものを感じ、未だ荒々しい印象ですが、尖ったところはありません。ややひねたイメージの風味と僅かに残糖を感じるような旨味豊かな果実味が特徴的です。余韻は長く、果実の旨味と共に、やや残糖を意識させる旨味、収縮するタンニンと苦味の要素が現れます。凝縮した僅かに残党を意識させる濃い果実の旨味と未だ荒々しく力強いタンニンが特徴的な非常に飲み応えあるヴィンテージです。今後の熟成が大いに期待出来る1本と言えます。

麦ちゃん評価 3.9点
2010年ヴィンテージコメント (2014年5月3日試飲)

プラムのジャム、干しプラムなどを思わせる果実香、カラメル香、ナッティーな風味、古びた樽のイメージ、ナツメグなどスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど複雑に香ります。口の中によく熟した印象の果実の旨みが広がります。アルコールをやや強めに感じ、膨らみがあり、比較的豊かな酸があり骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強く、やや収縮感はあるものの、荒々しいイメージは感じません。旨みの要素は徐々に膨らむイメージで、余韻はやや長く、ミネラルから由来する風味や古びた樽の風味などが現れるます。よく熟した濃縮感ある果実の旨みと豊かなミネラル感、古びた樽の風味が特徴的な、旨みの要素は徐々に膨らむイメージのクラシカルな1本です。今後の熟成によりさらに良くなる可能性を感じます。

麦ちゃん評価 3.9~4.0点
2007年ヴィンテージコメント (2014年3月13日試飲)

干しプラム、プラムのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、ナッティーな風味、発酵食品香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中によく熟した印象で僅かにひねた風味を感じる果実の旨味が広がります。アルコールをやや強めに感じ、膨らみがあり、比較的豊かな酸を備え、メリハリある骨格のしっかりした味わいです。タンニンはやや強めですが、熟成により丸みを帯びた印象で尖ったところはなく、シルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、果実の旨味と共に、古びた樽の風味、発酵食品の風味、アミノ酸を思わせる旨味、ナッティーな風味などが現われます。良く熟した果実の旨味と少しひねた風味が特徴的。熟成により丸みを帯び、柔らかくシルキーですが力強さも備えた飲み頃を迎えた掘出物の1本と言えるでしょう。

麦ちゃん評価 4.0点

※麦ちゃん評価とは?