グランデス・ビノス・イ・ビニェードスは、1997年にD.O.カリニェナの5つのブドウ栽培共同組合が結集し創設されました。以前は各組合で独自に行っていた生産管理、研究開発、マーケティングなどを共同化することにより、スケールメリットを活かした生産を実現し、アラゴン州で最大のワイナリーとして高品質のワイン造り、DOカリニェナを牽引してます。現在エノロジストはチリ人のマルセロ・モラレス。スペインの伝統と彼が学んだニューワールドワインの手法が生み出すワインは、世界中の様々なコンクールで受賞を重ねています。2002年には最新のテクノロジーを導入した新しい醸造所も完成し、スペインワインの品質向上にも大きく貢献してきたワイナリーです。
6万平方メートルの敷地には、1~20万Lの容量のステンレスタンクが並び、毎時1万2千本の瓶詰めラインや、2万個の樽を収容できる熟成庫が完備されています。創立当初から一貫して、品質管理、革新、環境保護を戦略として取り組み、葡萄栽培からワイン販売まで総合マネージメントシステムによる運営をしています。彼らが生産する中で最も有名なブランドのひとつが、モナステリオ・デ・リャス・ヴィニャスです。エチケットに描かれているシトー派のサン・ホセ修道院は、中世の一時期ワインが許容されていなかった時代でもワインを造り続けた名高い修道院で、今も尚大切な遺跡として建物跡が残されています。