チリワイン界に変革を起こす風雲児たち!
『良質なワインをうみ出すには”テロワール”を知らなければならない』と世界各国でキャリアを積んだ、チリのワインスペシャリスト達が2009年に立ち上げたプロジェクトです。工業的なワインが生産されることが多いチリの中で人的介入も極力控えて、テロワールが反映されたワインを造ることを信条としております。
オーナー醸造家のパコ・レイトン氏を筆頭に世界的ワイン地質学者でもあるペドロ・パッラ氏がコンサルタントとして立ち上げから参加している、世界でも注目株のワイナリーです。パッラ氏は自身のワイナリーを持ちながら、イタリア屈指の醸造家『アルベルト・アントニーニ氏』とタッグを組みアメリカ、イタリア(ポッジョトンド)、アルゼンチン(オルミガス)で、又フランス、アルメニア、ウルグアイでもコンサルタントを行っています。
唯一無二の地から、大地を反映するワインを
クロ・デ・フの目指すワインとは、『いつ飲んでも、岩・石を感じるテロワールを素直に表現した、これまでにはない究極のテロワールワイン』です。このようなワインを実現させる為、究極の土地を求めて長い年月をかけて、畑にふさわしい土地を探してきました。
クロ・デ・フの畑は、一般的な平地のブドウ畑とは異なり、岩の多い斜面に位置します。深く土を掘ると、からなず地層の深い所に小さい根を見つけることが出来ます。
パッラ氏曰く「このような土壌からうまれるワインを口にすると、土地のキャラクターがおのずと現れる」と言います。ワインに複雑味は不可欠ですが、醸造所内でそれを付けることは一切しません。何故なら、複雑味は畑の地層にある-「台地の下にある複雑な土壌の形成、岩の入り方、岩の種類とその形状等がワインの複雑味を左右する」-という考えを持っているからです。
『プール・マ・ギュール』とは
フランス語で「私のために」の意味を持つワイン。ブルゴーニュで一般的に使用される表現で、醸造家がプライベート用に造る特別なワインを意味します。決して高級ブドウでなくても、「一番おいしい」を知っている造り手がイタタ・ヴァレーのテロワールの素晴らしさを、手頃な価格で楽しめる、そんなワインを目指し手がけたクロ・デ・フのベースワインです。