シャブリの名門ウィリアム・フェーブルがチリで手掛ける高級アイテム。
ビィーニャ・ウィリアムフェーヴル・チリは、生産量の限られた「ブティック ワイナリー」です。著名なシャブリの造り手ウィリアム・フェーブルは、新たなるテロワールを求め、1991年にチリのマイポ・ヴァレーの中でも最も標高の高い場所で、素晴らしい畑に出会いました。その畑はピノファミリーの所有でしたので、一緒に運営することになったのです。
フランスワイン造りのノウハウがチリの銘醸地マイポ・ヴァレーで花開いた!
93年にフランスから持ってきたシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・ノワールを植えました。カベルネ・ソーヴィニョン、カルムネールはピノファミリーのものです。96年、97年はバルクで売ってしまい初リリースは1998年からとなります。栽培する葡萄品種は6種類で、白がシャルドネ(15%)、ソーヴィニョン・ブラン(5%)、赤がカベルネ・ソーヴィニョン(35%)、メルロ(25%)、ピノ・ノワール(10%)、カルメネール(10%)、それらから9種類のワインを生産しています。ワイナリーと畑の大部分は、マイポ・ヴァレーの、アンデス山脈の麓ピルケにあり、標高は600mです。
フェーヴルとフランスのエノロジスト達のノウハウが、毎年最良のワインを造ることに大きく貢献しています。葡萄栽培は、熟練した専門家が年間を通して行い、最新のワイン栽培のノウハウも取り入れています。また、収穫量を抑えるために厳格な灌漑を行っています。最良の葡萄を選別するため収穫は手摘みで行い、醸造法はそれぞれのワインの個性を引き出すように選択しています。8500hlを保管出来るステンレスタンクや、数千個のフレンチオークの樽を備えることの出来るエアーコンディショナーの付いた樽貯蔵庫があります。さらに、品質の向上のために、ニューマティックプレスや醸造行程全てを調節出来る冷却設備など、最新施設への投資もおこなっています。また、瓶詰めには、重力を利用し、注意深く行っています。もちろん、瓶、コルク、カプセルの品質にもこだわっています。
シャルドネには、マラロクティック発酵はしていません。シャブリ同様に、ミネラル分があり、多くのニューワールドのシャルドネのように、クリーミー過ぎない、エレガントなシャルドネを目指しています。
シャブリのウィリアム フェーヴルは、霜害対策のヒーターの設置やアメリカでのシャブリの名称の使用を禁止させ原産地呼称の保護に貢献した生産者で、‘98年にはシャンパンのジョセフ・アンリオが引き継ぎ、現在「クラスマン」が★★★(最高評価)を付けるシャブリのトップドメーヌのひとつです。