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ドン・メルチョー コンチャ・イ・トロ Concha y Toro

ドン・メルチョー

チリで最もポピュラーなワイナリー「コンチャ・イ・トロ」の
創始者「ドン・メルチョー氏」の名がついたフラッグシップワイン
チリ最高峰の赤ワインの1本です!

ジェームス・サックリング評価

97点

2018年ヴィンテージ麦ちゃん評価

4.5点

ワイン情報
■タイプ
■ボディー
■産地 チリ セントラル・ヴァレー マイポ・ヴァレー (Chile)
■等級 D.O. プエンテ・アルト
■ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニヨン92% カベルネ・フラン6% メルロー1% プティ・ヴェルド1%
■生産者 コンチャ・イ・トロ
■熟成・醸造 区画ごとに25~26℃に温度管理されたステンレスタンクにて9日間発酵後、マセレーション フレンチオーク樽にて15ヶ月間熟成(新樽71%、セカンドユーズ29%)
■アルコール度数 14.5%

ワインブティックヴァンヴァン本店【会員特別価格商品】

チリワイン|ドン・メルチョー 2020 コンチャ・イ・トロ
赤ワイン フルボディー

当店通常販売価格 ¥ 19,850 税込
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  • チリ
  • 赤ワイン・フルボディー
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生産者情報

コンチャ・イ・トロ Concha y Toro

19世紀、スペインのコンチャ侯爵家は、ヨーロッパの人たちが飲む高級ワインをチリで造ろうと「新大陸」で理想の土地を探し、ヨーロッパを超えるワインを造るという夢に賭けたのです。コンチャ家の情熱を担ってチリへやってきた人物こそドン・メルチョー氏、現在のコンチャ・イ・トロ社を起こした人物でした。当初からの世界品質をめざすという高い理想を実現可能にしたのが、チリの気候と風土です。太平洋近くまで山裾が迫ったアンデス山脈のおかげで、チリのぶどう畑では病害虫の恐れが少なく、過去ヨーロッパ全土のぶどう樹に壊滅的な打撃を与えた害虫フィロキセラの難も受けませんでした。そして晴天率の高い地中海型気候。これらはぶどうにとって、ヨーロッパの各国がうらやむような理想的な条件でした。ぶどう栽培に理想的な環境のチリに、コンチャ・イ・トロが自社で保有する畑面積は、合計すると7,000ヘクタール以上で、現在も拡大し続けています。高品質ワインを造る条件。それは良質なぶどうと優れた醸造技術。この哲学に基づいてコンチャ・イ・トロ社では、栽培部門と醸造部門が協力して、ぶどう品種ごとに最適な立地条件の畑を選択し、畑を小さな区画に分け、畑の中にさらに畑をつくる“マッピング”という革新的なシステムを導入して、極めて良質のぶどうを生産しています。しかも、ここでぶどう畑の管理・栽培にあたっているのは計1,000人ものエキスパート・チーム。こうして収穫された高品質のぶどうを伝統的な製法に従って処理し、優秀なワインメーカー達が、世界的に定評のあるワインを生み出しています。

コンチャ・イ・トロの醸造家


エンリケ・ティラド

「ドン・メルチョー」の主任ワインメーカー。弱冠34歳にしてコンチャ・イ・トロ最高峰ブランドのワインメーカーに就任した天才。彼の繊細な醸造技術は世界的に高い評価を受けています。ロスチャイルド家とのジョイント・ベンチャーワイン「アルマビバ」でも、チリ側の醸造責任者も兼任していました。ドン・メルチョーのスタイルは、畑がすべて。プエンテ・アルト農園の偉大な風土はもちろん、エル・トコルナル農園の砕石混じりの土壌、そこへアンデス山脈から流れ込む冷涼な空気。恵まれたマイポ・ヴァレーの環境で、ブドウ樹が20年にわたり提供してくれる最良の果実、これらの個性をどれだけワインの中に表現できるか、ということに専念しています。


イグナシオレカバラン

「アメリア」「テルーニョ」「CyT」シリーズの醸造責任者。コンチャ・イ・トロ社では1995年の入社後すぐからCyT(日本未販売)を担当。その年、95年「ワイン・チャレンジ」(ロンドン)でシャルドネが金賞を受賞。「チリアンワイン・ガイド」では最近10年間で注目すべき醸造家として取り上げられ、かつ、特に白ワイン造りの名手としてチリでは非常に有名な存在です。「私がワインの印象やスタイルで意識していることと言えば、どのワインでも常に果実味と上品さの表現に専心するということ。それだけです。つまり、ブドウの特徴とスタイルをよく知ることが、ブドウが持つポテンシャルを開花させるのです。」


マルセロパパ

「マルケス・デ・カーサ・コンチャ」「カシジェロ・デル・ディアブロ」シリーズの醸造責任者。カベルネ・ソーヴィニョンへの情熱を認められ、1998年に入社以来「カシジェロ・デル・ディアブロ」の醸造を担当し、1999年より「マルケス・デ・カーサ・コンチャ」の醸造担当者も兼任している。現在はプエンテ・アルト・セラーで主任ワインメーカーに任命されています。「我々の長年にわたるブドウ畑の優れた栽培管理によって、果実に由来する最高の凝縮感と個性を引き出してきたことが、マルケスのスタイルの伝統になっています。毎日のなんらかの変化に対するチャレンジの連続、ワインメーカーはまるでアーティストのようです。」

アメリアとは

「アメリア」は、ドン・メルチョー氏がもっとも愛した姪の名前です。コンチャ・イ・トロ社設立に貢献した彼女を称えて造られました。シャルドネの栽培地として注目を集めるカサブランカ・ヴァレーの中でも、最も土壌・微小気候の条件が良いとされる畑、「エル・トリアングル」で収穫されたぶどうを使用。コンチャ・イ・トロ社最高品質のシャルドネを名乗るために、その品質にふさわしいぶどうが収穫された年にしか、この「アメリア」は醸造されない希少品です。海に近く、朝霧の影響による冷涼な気候でシャルドネの名産地として名高いカサブランカ・ヴァレー。その中でも特に優れたミクロクリマを持つ三角形のエリアがエル・トリアングルです。単一畑のシャルドネのみを用いて造られます。

過去のテイスティングコメント
2018年ヴィンテージコメント (2021年8月24日試飲)

カシス、ブラックベリー、プルーンなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、ナッティーな風味、杉の葉をイメージするグリーンテイスト、木質香、燻し香、胡椒・ナツメグなどのスパイス香、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮した果実味が香りから想像するような樽熟成から由来する風味、心地よいグリーンテイストとスパイスの風味を伴い豊かに広がります。程よい酸とミネラルを感じ、アルコールは強めですが、ボリューム感は中庸で、しっかりした骨格を感じます。タンニンは強めですがシルキーで柔らかく荒々しいところはありません。余韻は長く、果実の旨味が後味にいつまでも残る印象です。豊潤で複雑な香りに包まれその印象はフィニッシュまで続き、濃縮した果実味は、樽熟成から由来する風味、心地よいグリーンテイストとスパイスの風味を伴い豊かに広がり、力強く飲み応えありますが、シルキーで柔らかく旨味の要素は素直に広がる今飲んで美味しく楽しめるヴィンテージです。今後の熟成も大いに期待出来る至高のワインにふさわしい1本と言えます。

麦ちゃん評価 4.5点
お料理バナー

サーロインステーキ、オックステールの赤ワイン煮込み、ラム肉のガーリックバターソテー、ビーフストロガノフ

2017年ヴィンテージコメント (2020年9月6日試飲)

カシス、ブルーベリーなどを思わせる果実香、ココナッツミルク、カラメル香、ヴァニラ香、チョコレート香、僅かに杉の葉をイメージするグリーンテイスト、胡椒・ナツメグなどのスパイス香、動物的ニュアンス、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮感ある果実味が意外にスムーズに溶け込みます。樽熟成から由来する風味など香りから想像する風味は次第に口の中でも膨らむ印象です。程よい酸とミネラルを感じ、骨太で力強く、しっかりした骨格を備えています。タンニンは強めですが、荒々しいところはなく、あくまでもシルキー柔らかい印象です。余韻は長く、果実の旨味が後味にもいつまでも残ります。豊潤で複雑な香りに包まれ、その印象はフィニッシュまで続き、濃縮感ある果実味が意外にスムーズに膨らみ、香りから想像するような複雑味が心地よく溶け込み、骨太で力強いけれど旨味の要素は素直に膨らむ印象の、あくまでも洗練されたスタイルの今飲んでも美味しく楽しめるヴィンテージです。もちろん更なる熟成も期待出来るポテンシャルを持ち合わせています。

麦ちゃん評価 4.4点
2015年ヴィンテージコメント (2018年8月13日試飲)

カシス、ブルーベリー、プラムのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、ヴァニラ香、カラメル香、黒糖、ナツメグ・ブラックペッパーなどのスパイス香、チョコレート香、カシューナッツ香、燻し香、木質香、鉱物を感じるミネラルなどが複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮感ある香りから想像するような樽熟成から由来する複雑味を伴った果実味が豊かに広がります。アルコールを強めに感じボリュームがありますが、程よい酸とミネラルを感じ、あくまでも洗練された印象です。タンニンは強めですが荒らしいところはなくあくまでもシルキーで荒らしいところはありません。余韻は長くタップリの果実の旨味が後味ににいつまでも長く残る印象です。複雑で豊潤な香りに包まれその印象はフィニッシュまで続きます。ボリュームがあり力強く、凝縮感ある果実味がたっぷり膨らみ、あくまでも洗練された印象で柔らかく、余韻の長い、モダンな印象のボルドーブレンドの素晴らしい1本です。今後の熟成により至高のワインとなる可能性を感じます。

麦ちゃん評価 4.4点
2007年ヴィンテージコメント (2012年12月21日試飲)

カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、ヴァニラ香、カカオ、ミルクチョコレート、ナッツ、カラメルなどの風味、樽熟成から由来する木質香、鉱物を感じるミネラル、動物臭、腐葉土のニュアンスなど複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮感のある濃い果実味が広がります。程よい酸があり骨格のしっかりした骨太の味わいです。タンニンは強く、僅かに収縮感のある苦味を伴ったイメージですが、荒々しくはなくあくまでもシルキーです。濃縮した濃い果実味と共に、ミルキーな風味やカカオの風味、複雑味を伴った旨味の要素が現われます。余韻は長く、後味に濃縮感ある果実の旨味や苦味の要素などが長く残る印象です。豊潤で複雑な香りに包まれた凝縮した果実の旨味が豊かに広がる骨太で力強いヴィンテージです。今後の熟成が大いに期待出来る逸品です。

麦ちゃん評価 4.3~4.4点
2005年ヴィンテージコメント

透けて通らない程色の濃いやや紫がかったガーネット色の色調。カシス、ブルーベリーのジャムのような果実香、埃や大地のイメージ、ミルキーな要素、樽香、ヴァニラ香、胡椒のなど豊かな香りが広がり、僅かに杉のような青味を感じます。意外に口当たり優しくスムーズな印象で、甘味を感じる程豊かな果実味が口中に広がります。酸味は比較的穏やかですが芯にはしっかりしたものがあり、ぼやけた印象はありません。タンニンは強めだがシルキーで柔らかく尖ったイメージはありません。肉付き良く、ボディーが厚く、飲み応えがあり、非常に長い余韻があります。果実の旨みがいつまでも口の中に残ります。今後の熟成も期待出来ますが、今飲んで充分美味しい素晴らしいワインです。

※麦ちゃん評価とは?