オンリー・ワンな産地からオンリー・ワンな味わいの自然派ワインを!
医師であるロバート・グロス氏夫妻が、世界的にも非常に優れたピノ・ノワールの銘産地として知られる、 オレゴン州ウィラメット・ヴァレーに1978年に設立したワイナリー。ワイン造 りの中心地から少し人里離れた秘境、ウィラメット・ヴァレー北東部の「クーパー山」でこの山唯一の生産者として有機&ビオディナミ農法によりブドウ栽培、ワイン造りを行ってきまし た。標高125-210mの傾斜地に広がる彼らの畑は、火山性や海洋性の入り組んだ土壌が堆積した、ブドウ栽培にとって非常に理想的な土壌と冷涼な気候環境を持ち、周囲にワイナリーが無 い事から、他の畑で使用した薬品などの影響を受けることなく、完璧な形で有機&ビオディナミ農法をおこなう事ができます。
【『CH.ラトゥール』で経験を積んだフランス人醸造家が手掛けるオレゴンワイン!
ボルドー出身の“奇才”、ジル・デ・ドミンゴ氏。ボルドーの老舗ワイナリー『CH.ローレント』に生まれ、フランスでワイン造りとブドウ栽培を学んだ後、世界のワイン産地を巡り、た どり着いたのが遠く離れたオレゴン州のウィラメット・ヴァレーでした。実家がワイナリーという事もあり、早くからワイン造りに触れ、学生時代にはボルドー大学と南仏のイエール大 学でブドウ栽培と醸造学の学位を取得。インターンとして『CH.ラトゥール』で2年間アシスタント醸造家として経験を積み、その後3年間を『CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド ・ラランド』で畑のリサーチマネージャーのポジションとアシスタント醸造家の仕事を兼任し経験を積んできた実力派です。「僕はフランス、ボルドーで産まれ、オレゴン州に骨を埋め るんだ」と語るドミンゴ氏。彼が魅了されたのがワイン王国である母国フランスでは無く、遠く離れたオレゴン州であったという点からも、オレゴン州の可能性の高さをうかがい知ることが出来ます。
ビオ・ディナミ(バイオダイナミックス)
ビオ・ディナミとは有機栽培の延長線上にある特殊な農法で、ヨーロッパを中心に、今や一大ブームとなっています。
この農法の根底はオーストリアの社会哲学者ルドルフ・シュタイナーの理論で、月の満ち欠けや、正座、天体の動きに合わせて葡萄の植樹や剪定、収穫時期を決めたり、肥料も独特なものが使われます。
非常に神秘的な農法ですので、多くの議論を呼んでいますが、この農法を実践する生産者に非常に秀逸な生産が数多くいることは驚くべき事実です。ブルゴーニュのドメーヌ・ルフレーヴやドメーヌ・ルロワ、ローヌのシャプティエ、ロワールのニコラ・ジョリーなどの生産者がそれです。