クラシカルな葡萄品種で世界に親しまれるワイン造り
創業者兼ワインメーカー「ロブ・ロイド」はカリフォルニア大学アーバイン校で経済学の学位を取得後、ロブの母親が最近移住してきたナパ・ヴァレーに移り、父がカリフォルニアのシャルドネが好きだというキッカケからワインビジネスに関わり、現在の「ロイド・セラーズ」を設立しました。ワインビジネスへは「ケークブレッド」で収穫の夜勤をしたことが、彼のワインビジネスへの関心をさらに高めることになり、その後「スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ」(パリスの審判で1位に輝いた伝説のワイナリー)のテイスティング・ルームで働きました。1999年にカリフォルニア大学デイビス校を卒業後、ソノマカウンティのラ・クレマ・ワイナリーでエノロジスト、そしてアシスタントワインメーカーを経験し、その後ナパ・バレーのロンバウアー・エステートで2001年から2003年までアシスタント・ワインメーカー、2003年から2006年までアソシエイト・ワインメーカー、2006年から2008年はワインメーカーにとして活躍しました。2008年、ロブは妻のボニーとともにロイド・セラーズとロイド・コンサルティングを設立し、2009年にはButter Chardonnayと共同でJAM Cellarsを設立しました。現在、ロブはロイド・セラーズと厳選されたコンサルティング・パートナーのために、世界クラスのワインを造ることに専念しています。
ロイドは2つの異なる産地で、それぞれの葡萄品種に適した栽培地の葡萄を使用しています
【シャルドネ】AVA ロス・カーネロス(ノースコースト)
ロス・カーネロスは、ソノマ・カウンティとナパ・カウンティにまたがるぶどう栽培地、ソノマとナパの南端に位置し、サン・パブロ湾に一番近いリージョンになり、海からの冷たい風と霧の影響を受け、真夏でも最高気温が26℃前後と、非常に冷涼な気候であることが特徴です。冷涼な気候に適したピノ・ノワール種やシャルドネ種が主に栽培され、良質なワインがつくられています。
【ピノ・ノワール】AVA サンタ・リタ・ヒルズ(サザンカリフォルニア)
カリフォルニア南部に位置し、果樹が多く栽培されているリージョン。サンタ・イネズ川の下流域にあります。カリフォルニア南部は太平洋からの冷気が流れ込み、霧がかかるため涼しい気候になりますが、一方、降水量が少なく、霧が晴れてから日没までは暑いため、夜と日中の寒暖差がある事が特徴です。ピノ・ノワール種が最も多く栽培されており、次にシャルドネ種が多く栽培されています。サンタ・リタ・ヒルズはブルゴーニュ品種のぶどう栽培に適している他、ゲヴュルツやリースリングの栽培も行われています。