1960年代の後半、ジェリー・ロアー氏はカリファルア全土の葡萄産地の調査を行いました。そして結果的に選んだのはセントラルコースとでした。1972年から1973年にかけてアロヨ・セコの113haの土地に葡萄を植え、1974年にワイナリーが完成しここからＪ．ロアーの歴史がスタートしました。1988年にはパソ・ローブルス近くの土地を購入し、現在では800haを超える葡萄園を所有する巨大ワイナリーに成長しています。J.ロアーのワインは今や世界25カ国以上の国々に輸出されており、ワインスペクテイター誌などで高い評価を受けています。
カシス、ブルーベリーのジャムなどを思わせる果実香、カラメル香、黒糖、ヴァニラ香、ココナツミルク、ミルクチョコレート、ナッティーな風味、木質香、燻し香などが香ります。口な中に凝縮感ある旨味豊かな果実味が香りから想像するようなココナツミルクの風味を伴い豊かに広がります。アルコールをやや強めに感じ膨らみがあり、程良い酸とミネラルを感じ、旨味豊かですが、ボヤケタ印象はなくしっかりした骨格を感じます。タンニンは強めですが荒々しいところななく、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、果実のたっぷりな旨味が後味にも長く残る印象です。凝縮感ある旨味豊かな果実味がココナツミルクをイメージする旨味を伴い豊かに広がり、ボリュームあり飲み応えありますが、意外にも綺麗な酸を感じ、程よい骨格を備え、シルキーで柔らかいバランス良いヴィンテージです。
カシス、ブルーベリーのジャムなどを思わせる果実香、ココナツミルク、ヴァニラ香、カラメル香、チョコレート香、ナッティーな風味、燻し香、木質香、胡椒などのスパイス香などが豊かに広がります。口の中に凝縮した濃い果実味が香りから想像するような様々な複雑味を伴い豊かに広がります。アルコールを強めに感じボリュームがあり、比較的強くハッキリした酸とミネラルに富み、旨味豊かですが、骨太で力強くしっかりした骨格を備えています。タンニンは強く収縮感はあるものの荒々しいところはなく、あくまでもシルキーです。豊潤で複雑な香りに包まれ、凝縮した濃い果実味が強い樽熟成から由来する風味と見事に融合し、ボリュームがあり飲み応えありますが、強くハッキリした酸とミネラルに富み、しっかりした骨格を備え、あくまでも洗練されたスタイリッシュなカリフォルニアのカベルネです。
ブラックベリー、ブルーベリーのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな要素、燻し香、ミルクチョコレート、カカオの風味、木質香、僅かに胡椒などスパイスなどを感じます。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。ココナツミルクを思わせる風味を伴ったジャミーな果実味が素直に広がる印象です。アルコールを強めに感じボディーが豊かです。酸は比較的穏やかに感じますが、芯にはしっかりしたものがあり、ぼやけた印象はありません。タンニンは強く飲み応えありますが、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く果実の旨味と共に、ミルクチョコレートを思わせる旨味、ナッティーな風味などが現われます。ココナツミルクを思わせる風味を強めに感じ、凝縮感ある果実の旨味が素直に広がる印象のカリフォルニアらしい高品質なカベルネ・ソーヴィニョンです。
ブラックチェリーのジャム、カシスなどを思わせる果実香、ミルキーな要素、ヴァニラ香、カラメル香、ミルクチョコレート、僅かに胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。酸は比較的穏やかですのが、芯にしっかりしたものを感じますので、ぼやけた印象はありません。タンニンは強めですが、荒々しさはなく、あくまでもシルキーです。熟した印象の濃い果実味と共にミルキーなチョコレートを思わせる旨味の要素が現われます。濃く凝縮した果実を感じる力強い味わいですが、たっぷりの旨みの要素が素直に広がる印象です。余韻は長く、後味に濃縮した果実の熟した旨味とミルキーな旨味の要素が長く残ります。まさにカリフォルニアらしいカベルネ・ソーヴィニョンと言えるでしょう。
カシス、ブラックベリーを思わせる果実香、強めに感じるミルキーな風味やヴァニラ香、カカオ、ミルクチョコレートの風味、木質香、埃っぽい要素、大地のイメージ、僅かに胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に濃縮した果実味が広がります。旨味豊かな果実味を素直に感じます。酸は穏やかに感じますが、程よいものがありぼやけた印象はありません。タンニンは強めですが、あくまでもシルキーで尖ったところはありません。余韻は長く、後味に濃縮した旨味豊かな果実味と僅かに収縮するタンニンが残ります。凝縮感ある旨味豊かな果実味をたっぷり感じ、ミルキーな風味に包まれたカリフォルニアらしい良質なカベルネ・ソーヴィニョンです。
※麦ちゃん評価とは？
