カリフォルニアで1世紀、ブドウ栽培を行う歴史あるワイナリー
シチリア出身の「インデリカート」家が1924年より、3代に亘りカリフォルニアの地でブドウ栽培・ワイン造りを行ってきました。今日もそのフロンティア精神に変わりはなく畑第一主義でワイン造りに向き合います。畑ではサステナブル農法に取り組み、2009年には資源利用の効率化のための取り組みと環境問題についてのリーダー的立場が評価され『グリーン・アワード』を受賞。また、これまでに『US・ワイン生産者・オブ・ザ・イヤー』に9度、『アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー』にも3度選ばれた優良生産者です。
禁酒法時代のオマージュとして生まれた 1924シリーズ
アメリカで禁酒法政策が取られていた1924年、デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズはカリフォルニアの地でブドウ農園を開きました。1924シリーズは、1世紀以上たった今もブドウ栽培を続けワイン造りを行う、彼らの歴史と伝統の象徴として生み出されました。
アメリカでは禁酒法時代であっても、人々はお酒の楽しみを諦める事はありませんでした。ギャング達は密造酒を取引し、街では無許可の潜り酒場(スピークイージー)が営業し、酒好き達は大胆にもワインをすすり楽しみました。ある者は知恵を働かせ、医者がスピリッツを処方することから抜け穴を見つけバーボンと書かれたワインを入手し、またある者は本棚の奥に秘密の潜り酒場を作り営業しました。
1924シリーズはワイン好きとっては過酷とも言えるこの時代を生き抜いた人々の知恵と熱いエネルギーを感じる、この時代への敬意を示したシリーズです。