5km地点を通過する。「22分○○秒」(まるまる秒)
正確な記憶は無いが、22分台で走った。スタート時点でのロスタイムを考慮すれば、
僕には少し出来すぎのタイムだ。でも身体は軽い。少し息は早いが苦痛ではない。
「このペースで走ってみよう」今までと同じようにストライドを広くしてスピードを
上げる。
5kmを過ぎるとなかなか前のランナーを抜くことは出来ない。同じレベルのランナ
ー達がひしめき合っているのだろう。
10km地点をほぼ43分で通過した。喉の渇きはほとんど無いが給水が大切だと
雑誌やテレビのマラソン中継などでよく耳にしているので、給水所の紙コップを取る。
走りながら水を飲むのは不慣れなためほとんど口には入らないが、それでも少しは
給水出来た。マラソン選手は走りながら給水する練習をするそうだが、これは訓練
しなくては出来ないことだと実感する。
「このままのペースで走れば1時間30分は切ることは充分可能だ。」10kmを
過ぎると後続のランナーに次々に抜かれる。僕のペースは落ちてはいない。ハーフ
を走り慣れたつわものランナーが後半に向けてペースを上げているのだろう。僕は
自分なりにペースを守って走っているつもりでいた。抜かれる方が多いのだが、
足取りが重たいランナーだけは追い越していくことが出来る。
Author:シニアソムリエ麦ちゃん 投稿一覧
ワインブティックヴァンヴァン店主 シニアソムリエ
ワインブティックヴァンヴァン店主のソムリエ麦ちゃんこと麦島泰彦です。(日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ&ワインアドバイザー)
レストランのシェフソムリエからワインショップに転身。「一般の人にワインの魅力を伝えたい」
毎日でもワインを飲みたい多くのワイン好きを育てるのが天命だと思っています。安くても美味しいワインがモットーです。