2011年ボジョレー・ヌーヴォ最新情報

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2011年

ボジョレー・ヌーヴォ最新情報です。

2011 年8 月18 日付けボージョレーワイン委員会プレスリリースの報告です。

ボージョレーのぶどう畑では、間もなく収穫を迎える。
最もぶどうの生育が進んでいる畑では8 月24 日に収穫が始まる。
収穫というワイン造りの 『最初の一歩』が8 月末ということから、今年は早熟の年と言える。
というのも、2011年は1993 年以降で2 番目に早い時期での収穫公示となるからだ。
(2003 年の収穫公示は8 月8 日だった)

この約3 週間で50,000 人近くのスタッフがガメイとシャルドネの収穫に精を出す。
忘れないでいただきたいのは、ボージョレーでは白ワインも造っているということ。
そして、すべてのぶどうは手摘みで収穫されるということ。
フランスではシャンパーニュとボージョレーでのみ、手摘みによる収穫が義務付けられている。
ボージョレーの醗酵槽が、その手摘みされたぶどうを待ち構えている状態だ。

今年は年の初めが通常より暑かった。特に4 月と5 月は例外的に暑く、
乾燥しており、日照時間が長かった。
そしてここ数週間のすばらしい気候条件が、引き続きぶどうの成熟を進展させた。
ぶどうの色づきは現段階で早熟の畑では終了しており、
晩熟の畑でもほぼ終了している(全体の95%はすでに終了)。
2011 年ヴィンテージを特徴づけるほかの要素としては、ぶどうが小粒であり、
果汁と果肉のバランスが優れているということがあげられる。
特に、果皮の状態のよいことが、ワインの色の濃さやタンニンの構造に寄与するだろう。

今年のぶどうの果皮の色はポテンシャルを秘めている。現段階で2011 年のぶどうの果皮の色は、
2002 年に色の分析を初めて以来最もアントシアニンが豊かであった2005 年と同レベル。
さらに、ここ数日の見事な日照がぶどう畑の衛生状態を保っている。

収穫量に関しては、2010 年と比べて若干増えることが予想される。
(早熟か中庸の区画では2010 年とほぼ同量、晩熟の区画では増量)
まだ品質の良し悪しを語るには早すぎるが、
ボージョレーの生産者たちは2011 年の品質を信じている。

9月の最初のテイスティングがこの新しい年のワインにふさわしい形容詞を見つけてくれるだろう。

今のところ非常に期待の持てる年であると言えます。

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