これから毎月1回土日開催されるワイン大学です。
5月26日(土)が初日で5月27(日)が2日目となります。
10時半から1時間半の座学、
茂原泉先生による「芽欠き」の作業の説明を受けました。
主芽を残し副芽を除去するとのことですが、どの芽を残すかはかなり熟練が必要でしょう。
午後は実際の圃場で実習です。圃場(ほじょう)ブドウ畑の事をそう呼ぶようです。
国語辞典で引いてみると「作物を栽培する田畑。農圃。」と出ます。
当初の予定では芽欠きでしたが、例年よりブドウの成長が早いので、「誘引」という作業を行いました。
2本のワイヤーの間に新梢を入れ込む作業です。
垣根仕立ての中でもギョイヨ仕立ての畑。写真はダブルギョイヨ
シングルギョイヨもあります。
綺麗に整えられた垣根仕立ての畑です。
このように新梢をワイヤーの間に誘引しますが、
新梢は柔らかいので折れやすく無理やり誘引しないよう注意が必要です。
その後、蔓(つる)を全て切りとります。ワイヤーに巻き付いたり他の新梢と
絡み合ったりしないためです。
この圃場では副葉も取り除くとのことでしたので、その作業も行いました。
圃場の持ち主によっては、副葉は残すところもあるとのことでした。
暑い日差しの中で、黙々と作業が続きました。
空気が乾燥しているので、清々しく、時間の流れが穏やかに感じます。
一日黙々と作業をしても平気でしょう。
こちらは隣にある棚造りの圃場です。
棚造りの場合は上に伸びる新梢を棚の天井に這うワイヤーに誘引テープで止める必要があります。
この作業は熟練していないと新梢を折ってしまう可能性があるので、
今回はベテランの方の作業の様子を見させて頂きました。
2日目の実習はこれで終了となりました。
近くに垣根仕立ての中でもコルドン仕立ての畑があるとのことでしたので、帰る前に立ち寄りました。
これがコルドン仕立てです。
ギョイヨ仕立てと違いが分かりますか?