ロングリッジの素晴らしいソーヴィニョン・ブランに出会う
昨年に続いてロングリッジを訪問しました。
ロングリッジは、ステレンボシュの南側、ヘルダーバーグ山脈の斜面に位置しています。
この地域は、他のステレンボシュ地区より2~3度気温が低く、年間降水量800ml。
土壌は、花崗岩 質の下に鉄分の多い粘土質があり、これによって保湿性があるが、
必要な年には灌漑できるようにしているという理想的な環境です。
この恵まれた場所で、自然農法で多くの受賞ワイン を生み出しています。
ロングリッジが目指すのは、シンプルに、ユニークで、テロワール主義、オーガニック農法で、
人も環境も皆、健康であること、そして楽しめるワインでワールドクラスであることです 。
醸造責任者の一人、ジャスパー・ラーツは、「オーガニックやビオロジック農法は、
より良いワインを作ることが出来るし、土を守ることが出来る。これまで174年の歴史のある農園だが、
このような自然農法によって、更に200年ここで農業をすることが出来る。」と、信じています。
目指すゴールは自然農法でワールドクラスのワインを造ることです。
ワインメーカーのジャスパー・ラーツ氏(右)
インターナショナル・セールマネージャーのノラさん(左)
いくつかテイスティングしましたが、主だったワインを紹介します。
ザ・エミリー 2018
シャルドネ・ピノ・ノワール
シャルドネ 95% ピノ 5%
僅かにオレンジがかったピンクですが白ワインの範疇です。
リンゴ、ピーチ、ハチミツ、
果実の旨味が濃い旨味の豊かな果実味がたっぷり広がる厚みがあるけれど爽やか、
麦ちゃん評価 3.9点
シュナン・ブラン 2015
グラナイトソイル 樹齢15年
全房 6ヶ月 SO2入れない 天然発酵 清澄 濾過なし
複雑味、ハチミツ、バランス良くふくよかなシュナン・ブランらしい味わい
酸は適度にあり綺麗な味わい
麦ちゃん評価 4.05点
ドリ・フォンテーン 2016
ソーヴィニョン・ブラン 100%
アンフォラ 10% オールドオーク 90%
厚味あり、膨らみあり、トロリとした食感、余韻の長い、旨味たっぷりの
ソーヴィニョン・ブラン ラベルを隠して注がれこのセパージュを聞かれ
シュナンと答えてしまった程ソーヴィニョン・ブランに無い膨らみあり。
麦ちゃん評価 4.3点
シャルドネ 2017
コンクートエッグタンクを増やしオーク樽比率を下げた。
ニューオーク20% 40% 古オーク エッグ 40%
オークの風味を2016年に比べ感じないが素晴らしいシャルドネ
4.2点
オース ティン 2016
シュナン・ブラン
ハチミツを思わせる旨味がたっぷり広がる、旨味豊かで余韻が長い、
素晴らしい1本
麦ちゃん評価 4.4点
2017 キュヴェ・リカ
2017は最高のヴィンテージとジャスパーは言う
確かに素晴らしいヴィンテージ、程よい濃縮感あり透明感もある
麦ちゃん評価 4.2点
2018 ピノタージュ
2018年のピノ・ノワールとサービスされて信じてしまうほど
クリーンで透明感のあるピノ・タージュ
麦ちゃん評価 4.15点
テイスティングの後、ランチを頂いてから次の訪問先キアモントに向かいました。