カリー・ロウ氏はバイクに乗って颯爽と現れました
デイビットに途中まで先導してもらい、国道から砂利道にはいるところでお別れして、
ポルセレインバーグに向かいました。
一つ目の標識を通り過ぎて、二つ目の標識を右に曲がるよう案内されましたが、
砂利道をいくら走っても二つ目の標識はありません。
灼熱の太陽の下、延々と続く太陽の下、たまりかねて電話で確しました。
どうやらずいぶん通り過ぎたようで、引き返しました。
もともと二つ目の標識が無かったのが原因ですが・・・・・
カリー・ロウ氏はバイクで広い道まで出迎えてくれました。
バイクに先導され細い砂利道を10分位登ると、
そこがブーケンハーツクルーフの七つの椅子のシラーの畑でした。
念願の畑にようやく辿り着きました。
彼はブーケンハーツクルーフの畑の栽培と、
ポルセレインバーグの畑の栽培、醸造を兼務しています。
ブーケンハーツクルーフの畑のすぐ上に
ポルセレインバーグのワイナリーがありました。
可愛いワンコが出迎えてくれました。
大地からのピュアなワインを造りたい!という思いで
発酵はコンクリートタンクで行い、
熟成は大樽(2500Lフーダー)とコ ンクリート・エッグで12ヶ月行います。
オーク樽熟成は行いません。
ポルセレインバーグ用のラベルはこの特殊な機械で加工されます。
ポルセレインバーグの畑はブッシュヴァインですが、
棒仕立てのように特殊な栽培がされていました。
このブッシュヴァインの仕立て方は初めて見ました。
マーク・ケント氏も来てくれることになっていましたが、都合が合わず、
新しくアッパー・ヘメル・アン・ヴァレーの畑から造った
シャルドネとピノ・ノワールを用意して頂いていました。
ブーケンハーツクルーフによる新たな挑戦です。
マークの野望は何処まで続くのでしょうか!
畑はヘメル・アン・リッジに近いアッパー・ヘメル・アン・ヴァレーにあり、
シャモニで醸造を担当していゴットフリート・モカ氏が務めます。
カプマラリティム シャルドネ 2017
コンクリートエッグ30% 新樽30% 古樽40%で熟成
ミネラルに富んだ骨格のしっかりした余韻の長い、それでいて綺麗なシャルドネ
ストームのシャルドネに似ているが、こちらの方が早飲みタイプ
麦ちゃん評価 4.5点
カプマラリティム ピノ・ノワール 2017
全房発酵30% 熟成 新樽50% 古樽50%
プラム、アンリカンチェリーなどのジャミーな香り、ヴァニラ、ナッツ、僅かにスパイス
綺麗で濃縮感程よく、今飲んでも柔らく美味しく楽しめる。今後の熟成も期待出来る。
麦ちゃん評価 4.35+
まだリリースされていないポルセレインバーグの2016年を
ラベルが貼っていない状態でしたが試飲させて頂きました。
ポルセレインバーグ 2016
221ml降水量 5ヶ月で雨が50ml非常に難しい年
ブルーベリーのジャム、ミルキーな風味、シナモン・胡椒スパイス、凝縮感あり濃いけれど
口当たりスムーズ、2015年とは違うイメージだがこれも素晴らしい。
4.5点
素晴らしい3アイテムでした!
道に迷って辿り着いたポルセレインバーグでしたが、
案の定、帰りも道に迷い何とか広い道まで降りることが出来ました。(笑)