小さなワイナリーですが素晴らしい品質!コンスタンシア・グレン
南アフリカワイン発祥の地「コンスタンシア」に来ています。
歴史も古くケープタウンに最も近いワイン産地でさらに風光明媚なため、
多くの観光客がワイナリーを訪れます。
現在コンスタンシアには8軒のワイナリーがあり、コンスタンシア・グレンもその一つです。
小高い丘にある立地のおかげで葡萄が完熟する時期に他より約一時間ほど長く日照を得ることが出来、
また、南東から吹く強い風が様々な病気から畑を守ってくれます。
他のコンスタンシア地区の畑より日照量が長いため、黒ブドウの生育にも向いており
白ワイン2アイテム、赤ワイン2アイテムの計4アイテムのワインに限定され生産されています。
海から非常に近く、また標高が高いため冷涼な気候です。このため葡萄がゆっくり熟し、
タンニンは細かく繊細で、香り高く複雑味のある果汁を得ることが出来ます。
土壌は表面がグラナイト(花崗岩)その下にクレイン(粘土質)があるため、
水捌けが良い上に保水性があり、降雨量の少ない気候条件(年間約1000ml)ですが
灌漑の必要はありません。
白品種はそのフレッシュフレーバーを生かすため、朝の涼しいうちに収穫し、プレス後も低温で管理されます。
赤は除梗せず、人口酵母を足さずに発酵槽に入れられます。
エレベーター式の発酵タンクによりグラヴィティシステムを可能としています。
表面がグラナイト(花崗岩)その下にクレイン(粘土質)ということが分かる
土壌のサンプルがテイスティングルームにありました。
赤2アイテム、白2アイテムこれがコンスタンシア・グレンのアイテムです。
ワインボトルはコンスタンシア地区8軒が同じ形状のものを使い、
地域全体協力し合いでワイン産業を盛り上げています。
(統一ボトルはプレミアムレンジのみ使用されています)
コンスタンシア・グレン ソーヴィニョン・ブラン コンスタンシア 2018
Constantia Glen Sauvignon Blanc Constantia
ピーチ、レモン、グレープ、フローラル、酸が綺麗で、芯がしっかりした
骨格があり、爽やかですが骨格のしっかりした味わい。
麦ちゃん評価 4.15点
コンスタンシア・グレン トゥー コンスタンシア 2018
Constantia Glen Two Constantia
ソーヴィニョン・ブラン 68% セミヨン 32%
古樽 63% 新樽 20% アンフォラ 7%
若干ヴァニラ香、木質香が加わる。
コクがあり余韻長い、一本芯が通ったボルドーブレンド
麦ちゃん評価 4.3点
コンスタンシア・グレン スリー コンスタンシア 2015
Constantia Glen Three Constantia 2015
樽熟成18ヶ月 新樽比率 25%
メルロ 62% カベルネ・フラン 25% カベルネ・ソーヴィニョ 13%
いかにもメルロらしい香り、丸みを帯び綺麗なカカオ、チョコレートの風味
麦ちゃん評価 4.35点
コンスタンシア・グレン ファイヴ・コンスタンシア 2014
Constantia Glen Five Constantia
カベルネ・ソーヴィニョ 28% カベルネ・フラン 25%
メルロ21% マルベック 14% プティ・ヴェルド 12%
80% 新樽 18ヶ月
カシス、ヴァニラ、カカオ、ミルキーな風味、より複雑だが一本芯の通った味わい
麦ちゃん評価 4.35~4.4点
4アイテム共に素晴らしい品質です。
価格的にも納得出来そうですので、恐らく日本に輸入されることになるでしょう。
個人的には4アイテム全てGOサインです。
オーナーのホースト・プラダー氏とワインメーカーのジャスティン・ヴァン・ウィク氏
親切にご案内頂きありがとうございました!