キャサリンの新たな醸造所の見学
キャサリンには昨年6月に来日された際に、
ヴァンヴァン立ち寄ってもらって以来の再会です。
ヴァンヴァンの「くうチャン」は元気かと聞かれました。
(ちなみにヴァンヴァンの事務所にいる亀のことです)
どうもくうちゃんがお気に入りのようです。
その時のキャサリンとくうちゃん2ショット写真も見せてもらいました。
さて今回の訪問はキャサリンが今までの醸造所を移り、
ステレンボッシュの元アマニの醸造所を全て借りて、
今後そこで醸造をするということで、
三宅氏としてはその施設の確認が必要ということでの訪問です。
樽熟成庫
冷却用水のポンプ
ステンレス発酵タンク
シュナン・ブラン用のアンフォラ
明日方からピノ・ノワールの仕込みが始まるとのことで
各醸造設備の点検が行われていました。
キャサリンのお気に入りの圧搾機
ぶどうは全てエルギン産です。
収穫したブドウをここまで運んで醸造します。
キャサリンは、これまで南アフリカ国内の
いくつかの優良ワイナリーの下で醸造に携わり、国内外の数多くのメダルを受賞、
プラッター(南アフリカワインの評価本の権威。最大5星評価)で5星も獲得してきました。
その後、自身のワインを造るために1996年に独立しました。
彼女は、これまでの経験と、エルギンの土壌を把握した理論派的な醸造家。
また、可能な限りナチュラルなアプローチで醸造する不干渉主義者(ミニマリスト)でもあります。
モットー は、それぞれの畑や土壌の特徴、ブドウ本来の美味しさをそのままワインに表現するテロワール主義です。
自身の名前を付けたキャサリン・マーシャルのワインは、豊かな酸味と華やかな香り、ピュアなブドウの味わい、
テロワールを感じさせる個性、それらがバランスが良くエレガントにま とまっています。
口に含むと、彼女らしいピュアでナチュラルなテイストが広がり、
回を重ねるごとにキャサリンのワインの魅力にハマっていく、
ワインに余計なものを感じない、楽で 疲れない、もう一杯欲しくなる魅惑のワインです。
ワインのテイスティングも4アイテム行いました。
シュナン・ブランの素晴らしさを再認識しました。
キャサリン・マーシャル シュナン・ブラン ファーメンテド イン クレイ 2017
4.35~4.4点
一部樽熟成、アンフォラで10ヶ月
よく熟した果実味、ハチミツ香、ふくよかで余韻の長い、程よい酸、
長い余韻、じっくり飲んで美味しく開く
今このヴィンテージがマスダに在庫があるとのことなので、
帰国後発注しようと思っています。