日本でのインポーターが決まっていないトカラを訪問
ワーウィックでのランチの後、フランシュックへ向かう街道の途中に
ある「トカラ」を訪問しました。
以前は三宅氏の勤めるマスダ以外のインポーターが扱っていましたが、
現在日本へ未輸入となっています。
麦ちゃんのたっての希望もあり訪問しました。
2000年に初リリースしたこのワイナーは、南アフリカの銀行家、ヘリット・フェレイラによって設立されました。
TOKARAという名前は、二人の子供の名前ThomasとKaraに由来します。
フェレイラ氏は、ヨハネスブルグからステレンボッシュに移り住み、
自由な時間を手にした生活を送っていましたが、
近隣のワイナリーや友人から、「こんな素晴らしい土壌を手にしたにもかかわらず、
この土地でワイン造りをせず暮らすのは意味がない。」と進言されワイン造りを決意し、
ワイナリーのオーナーとなりました。
ワイナリーは最新設備でありながら、ワイン畑を囲む自然に調和した現代建築のデザインで、見学者は、
高級ホテルのロビーを思わせる試飲ルームでワインを味わうことができ、
醸造設備はガラス張りの見学コースとなっていて、
ワインを楽しむだけでなく、見る楽しみまで演出したワイナリーの「おもてなし」には、感動の一言につきます。
ケープの若いワインメーカー三銃士の一人、マイルス・モサップが率いるワインメーカーらは、
まさにケープユーロスタイルをリードしています。葡萄は、インド洋沿岸の海風を受けるウォーカーベイ地区、
フランス全土が集約されると評されるエルギン地区、ケープで偉大な産地と名高いステレンボッシュ地区の
すべて自社畑から収穫されたもので、収穫後の選別は一房ずつ手作業で行われる品質重視のワイナリーです。
入口を入るとステレンスタンクの貯蔵庫が整然と並んでいるのがガラス越しに見えます。
テイスティングルームからは素晴らしいブドウ畑が見えます。
全10アイテムの試飲を行いました。
プレミアムワインレンジが5アイテム
シャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンが特に素晴らしく、
ソーヴィニョン・ブランとロゼも値段によれば採用してもよいのではないかと思わせます。
リザーヴとディレクター・リザーヴ・レンジ
ディレクター・リザーヴ・レッドは特出しており、
非常にバランス良くまとまったボルドーブレンドです。
ディレクター・リザーヴ・ホワイトは以前ヴァンヴァンで取り扱いしていた
アイテムでソーヴィニョン・ブランとセミヨンのブレンドで樽熟タイプと
これもボルドースタイルです。
ソーヴィニョン・ブランはエルギンのブドウから造られ、非常に綺麗なまさに
エルギンのソーヴィニョン・ブランと言うイメージです。
カベルネ・ソーヴィニョンはグリーンテイストが強めですが、
いかにもカベルネというワインで個人的にはお勧めの1本です。
かなり満足いく試飲でした。
こちらの女性が親切に担当してくれました。
残念ながらマーケティング担当の方は不在でしたが三宅氏が後程コンタクトをとる予定です。
畑はグイヨの垣根造りで整然としています。
何と高畝式が採用されています。
トカラを後にして、途中有名なデライア・グラフを施設だけ見学しました。
日本ではすでに取引先が決まっているとのこと
デライア・グラフの一番高台まで行って絶景を楽しみました。
本日の行程はここまで、
途中、夕飯用にお肉などを買い出ししましたが
夕飯を食べる気力もなく二人で爆睡してしましました。
明日から本格的にワイナリー巡りです。