他のツアー参加者とはケープタウン空港で別れ、
南アフリカ専門ワイン商社の三宅氏と2人行動となります。
空港でレンタカーを借りて当店独占販売のレインボーズ・エンドへ向かいます。
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ステレンボッシュの小地区バンシュックにある家族経営のワイナリーです。
非常に山深い山中にあり、
南アフリカのケープタウン大学の大学院出身で、卒業後は南アフリカワインの
日本への普及に尽力している三宅氏でさえ道に迷い辿り着くのに非常に苦労しました。
まさに秘境と言える場所にあるワイナリーです。
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地域名のバンシュックのシュックは場所という意味で、バンは危険という意味!!
危険な地域というとんでもない名前です。
何でも昔からヒョウがでるそうで今でも周辺に生息しているそうです。
これはかなり秘境です。
海抜540mの高い斜面に位置し、ヨンカースフック山を背景に、山々に囲まれた肥沃な
バンシュック盆地を見下ろしています。
父親のジャックは今は引退していますが、2000年に彼は初めてのブドウを植えました。
今は22ヘクタールの畑を所有しています。
現在はマラン兄弟が運営しています。
兄のアントンが醸造とマーケティングを担当し、
弟のフランソワがブドウ栽培を担当しています。
彼らは、ニューワールドと伝統的な技術双方を取り入れ、全ては手作業で丁寧に行われます。
栽培品種は、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、
メルロ、プティ・ヴェルド、マルベックなどの黒ブドウに限られています。
白のシュナン・ブランに関しては隣接するオールデンバーグより購入しています。
(シュナン・ブランで知られたワイナリー)
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愛犬2匹がお出迎えしてくれました。
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この土地を買い取った際、倉庫としていた施設を改造して、
ワイン醸造設備として利用しています。
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設備はセールスマネージャーのジャーナさんが案内してくれました。
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今回のワイナリー巡りの中でも一番シンプルでワイルドな醸造設備です。
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未だこの圧搾機を使っているというから驚きです。
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圧搾したブドウは樽に入れられこちらの地下セラーで熟成されます。
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山から沸いている清水を使ってセラー内を冷やすそうです。
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この地下倉庫もこちらを購入した際偶然あったものを利用しているそうです。
かなり古い地下倉庫(セラー)です。
ワイン樽を洗って乾燥させている最中です。
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発酵が終わったワインはこの樽に入れられ、先ほどの地下セラーで熟成されます。
ワインボトルの貯蔵倉庫
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ボトリング・ラベル貼りなどもこちらで行われます。
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畑の見学は愛犬も一緒です。兄のアントン氏の近くから離れないそうです。
大切なアシスタントです。
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まさに秘境
山の中にあるブドウ畑という雰囲気を感じます。
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バブーン発見!カメラに収めました!
やっぱり秘境です♪
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左が兄のアントン氏(醸造とマーケティングを担当)、右が弟のフランソワ氏(ブドウ栽培を担当)
この後現行ヴィンテージのテイスティングを行い、
ニューヴィンテージの品質を確認しました。
やはり標高が高く酸の綺麗な素晴らしいワインです。
こんなにも秘境だとは思ってもいませんでした。
危険な地域と言われるほど辺境ですが、造られるワインは繊細で綺麗です。
これからも積極的に販売します。