灼熱のスワートランドからステレンボッシュでも海に近い
ウォータークルーフにやってきました。
整備されたブドウ畑が絵画のように綺麗に続いています。
イギリスでワイン輸入業で成功した現オーナーのポール・ボートゥノウ氏は、
自らのワイナリーを立ち上げるため理想な土地を探し求めました。
コートドール、シャブリ、ポイヤック、バローロなども調査したが、
10年かけて調査した結果、行きついたのがフォルス湾を眼下に見下ろせるこの南側斜面でした。
畑の標高は海抜150~300m、フォルス湾からは4~5kmの所であり、
ステレンボシュ地区内では、最も冷涼な場所です。
ポールは2004年にその農園を購入、2005年に初ヴィンテージを販売しました。
その後、世界中のビオディナミの畑を訪問し、そのワインに触れ、
2008年から自らもビオディナミに変わる事を決断しました。
2009年に世界的にもユニークで芸術的な
セラー、テイスティングルーム、レストランを完成させました。
玄関を抜けると眼下に卵型のコンクリートタンクが見える
非常にユニークな設計となっています。
レストランからは醸造設備がガラス越しに見る事が出来ます。
ちょうど足踏みでピシャージュの最中でした。
醸造責任者のナディアさんに醸造施設を案内して頂きました。
素晴らしい醸造設備に感心させられました。
デイヴィット&ナディアのあとでしたので、さらに驚かされました。
オーナーの資金力の高さを感じます。
若いのに素晴らしいワインを手掛けるナディアさんです。
セラー見学のあとはビオ・ディナミ農法の勉強です。
ウシ、ヤギ、ヒツジ、ニワトリを飼っていますが、
交代で飼う場所を移動させ堆肥を造るそうです。
肥料は敷地内で自分たちで造り、
月の満ち欠けに応じて様々作業を行います。
栽培家の口調も熱を帯びてきますが、ビオ・ディナミ農法は奥が深くて、
ついていけない部分が多くて理解出来ないことが多くありました。
4頭の馬は働き者で繁忙期には朝から晩まで8時間の畑仕事をするそうです。
眺望の良いテイスティングルームでワインの試飲です。
いずれも透明感のある綺麗なワインです。
当店での取り扱いアイテムも今後増えるでしょう。
収穫ありました。
ウォータークルーフでの夕食
現地での評判の高いウォーター・クルーフのレストランでのディナーです。
世界で約300人程しかいないマスター・オブ・ワインの
キャシー・ヴァン・ジルさんも同席頂いての夕食会となりました。
悪戦苦闘してつたない英語で必至に会話しました。
非常に気さくな方です。
車で15分位のところにお住まいで、ディナー後は飲酒運転で帰られました。
南アフリカの法律ですとワイングラス2杯まではOKだそうです。
こちらの一杯のグラスワインの量が半端なく多いみたいですが (笑)
チアーズで乾杯♪
パンもバターもお洒落です。
前菜のこの一品でかなり胃にもたれるイメージ。
キャシーさんはこれは朝食にお勧めと言っていましたが・・・・・・
朝食としては日本の食卓にはヘビーです。
最後のディナーということもあり盛り上がっていました。
メインディッシュのあとデザート3種には驚きました。
これ以上無理です。入りません。