昨晩の試飲ワインは2アイテム
いずれもヴィンテージ変更による確認です。
赤・白各1アイテムです。
タリケ クラシック ユニ・ブラン コロンバール 2009
フランス ガスコーニュ地方のワインです。
AOCには認められていない地域ですので
ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・ド・ガスコーニュです。
ブランデーの原料ブドウとなるユニ・ブランとコロンバール種を
スティルワインとして見事に醸造しています。
非常に豊かな酸が特徴です。
麦ちゃんポイント3.7~3.8
テイスティングコメント
レモン、はっさくなどを思わせる柑橘系の果実の香り、僅かに青草、ミントなど清々しく香ります。口の中に、やや鋭いと感じる強い酸が飛び込んできます。次第に香りから想像される柑橘系の果実味が現われる印象です。適度な膨らみがあり、決して薄っぺらい味わいではありません。余韻も中庸で、後味にも強い酸を伴った果実味が残ります。非常に豊かな酸が特徴の爽やかな辛口白ワインです。
2本目の試飲ワイン
アナケナ カベルネ・ソーヴィニョン シングル・ヴィンヤード 2008
当店定番のアナケナ・シリーズのミドル・レンジのシリーズです。
アナケナのアイテムは
スタンダード・シリーズ
シングルヴィンヤード・シリーズ
オナ・シリーズ
この3シリーズに分類されています。
麦ちゃんポイント3.7~3.8
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーを思わせる果実香、樽熟成から由来する木質香、燻し香、ナッツ、カカオの風味、僅かに杉を思わせる青味の要素などを感じます。口の中に凝縮した果実味が広がりますが、あまり甘味を感じない旧世界的な果実味です。適度な酸があり骨格のしっかりした味わいです。タンニンは比較的強く、収縮するものを感じます。ミディアムからフルボディーの味わいで、余韻も中庸、後味に収縮するタンニンを伴った果実味が残ります。