昨晩の試飲ワインは赤2アイテムです。
最初の1本は
ご存知キャンティーです。
キャンティ コッリ・セネージ 2008 アンティコ・コレ
低価格帯のキャンティはなかなか満足出来るものがありませんが、
これは非常にバランス良くまとまっています。
麦ちゃん評価 3.7~3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
販売価格 1,160円税込
4月上旬に入荷予定です。
テイスティングコメント
ブラックチェリー、干しプラムを思わせる果実香、カカオ、ナッツミルキーな要素、僅かに発酵食品香、胡椒などのスパイス香などを感じます。口当たりスムーズで、優しい果実味が広がります。適度な酸と程良いタンニンがあり、尖ったところのない心地よい味わいです。余韻も中庸でバランス良くまとまっています。ミディアムボディーで柔らかい癒し系のキャンティです。
2本目はヴィンテージが変わった為のテイスティングです。
テラノブレ カルムネール グラン・レゼルバ 2009
前ヴィンテージより、チョコレート・カカオの風味を強めに感じるので
複雑味が加わった印象です。
濃縮感、力強さは健在です。
麦ちゃん評価 4.0点
高評価です!
引き続き採用します。
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーを思わせる濃縮した果実香、チョコレート、カカオ、ナッツ、ヴァニラ香、僅かに青味の要素、燻し香、焦げた樽の風味など豊かに香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。意外に口当たりスムーズで尖った印象はありませんが、適度な酸があり、ぼやけた印象はなくメリハリある味わいです。タンニンは強めですが、収縮するものはなく、あくまでもシルキーです。ボディー豊かで、飲み応えがあり、濃縮した果実の旨みの中から、樽熟成に由来する風味が現われる印象です。余韻も長く、後味にも濃縮した果実の旨みとカカオを思わせる風味が長く残ります。