昨晩6月11日は赤ワイン1本試飲しました。
ルカレッリ プリミティーヴォ・ディ・マンデュリア 2007
樹齢の高いプリミティーヴォによる赤ワインです。
非常に濃厚な果実味を感じますが、
このヴィンテージは、今まで以上に甘味の要素を強く感じます。
麦ちゃん評価は高得点ですが、
好き嫌いの分かれるワインだと思います。
残糖分のあるワインが苦手な方におすすめしません。
麦ちゃん評価 4.1~4.15点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
傑作の仲間入りです!
テイスティングコメント
透けて通らない程色の濃い紫の色調の強めな黒に近い赤紫色の外観。
ブルーベリー、ブラックチェリー、カシスなどを思わせる濃縮した果実香、カカオ、ナッツ、コーヒー、ヴァニラ、胡椒・ナツメグなど複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。やや残糖分を感じる旨みたっぷりの果実味です。酸は比較的穏やかですので、より甘味感じ易い印象ですが、芯にはしっかりした酸がありぼやけた印象はありません。タンニンは強めですが、尖ったところはなく、あくまでもシルキーですが、僅かに収縮するものを感じます。ボディー厚く、力強く飲み応えある味わいで、余韻も長く、後味にもやや残糖分のある凝縮した果実の旨み、独特な印象の苦味の要素が残ります。残糖分を感じる凝縮した果実の旨みが特徴的な力強いヴィンテージです。