昨晩6月14日の試飲ワインは
チリの赤白各1アイテムです。
いずれもヴィンテージ変更の為のテイスティングです。
1本目白ワイン
アナケナ シャルドネ コウレ・シングルヴィンヤード 2010
アナケナ・シングルヴィンヤード・シリーズに
このヴィンテージより畑名が表示されるようになりました。
そして、このシャルドネはこのヴィンテージよりDOレイダ・ヴァレーです。
試飲する前から大いに期待していました。
麦ちゃん評価 3.85点~3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなりの高得点です!
テイスティングコメント
熟した黄桃、熟したリンゴ、アンズなどの果実香、パイン・パッションフルーツなどの南国の果実香、蜂蜜香、水飴、カラメル香など豊かに香ります。口の中に香りから想像されるような熟した印象の果実の旨みが豊かに広がります。適度な酸があり、メリハリがあり、ぼやけた印象はありません。膨らみのある味わいで、果実の旨みがたっぷり広がるイメージです。ふくよかでバランス良く、余韻もやや長めです。後味にも適度な酸を感じる熟した果実の旨みが長く残ります。熟した果実の旨みを素直に感じることが出来る、ふくらみある豊かな味わいのGoodヴィンテージのシャルドネです。
2本目赤ワイン
ヴィーニャ・ウイリアムフェーブル チリ
ピノ・ノワール グラン・キュヴェ 2010
旨み豊かなジャミーな果実味を感じる
カイフォルニアに近い印象のピノ・ノワールです。
麦ちゃん評価 3.8~8.85点
まずまずでしょう。
テイスティングコメント
ブラックチェリー、プラムなどを思わせる果実香、ミントを感じるハーブ香、胡椒などスパイス香、カラメル香などを感じます。口の中に優しいジャミーな印象の果実の旨みが広がります。酸は比較的穏やかで、より果実の旨みを素直に感じますが、芯ににはしっかりしたものがありぼやけた印象は受けません。タンニンは柔らかくシルキーで心地よい味わいです。ミディアムボディーで、ジャミーな旨み豊かな果実味が広がるヴィンテージです。余韻は中庸で、後味にもジャミーで優しい果実味が残ります。