昨晩6月17日の試飲ワインは赤白各1アイテムです。
1本目
白ワイン
シャトー オステンピカン・ブラン 2001
AOCはサント・フォー・ボルドー
ボルドーの東のはずれの地域で、ボルドーとしては
あまりメジャーではありません。
セミヨンとソーヴィニョン・ブランによる樽熟成タイプ
しかもヴィンテージは2001年
熟成したボルドー白ワインです。
麦ちゃん評価3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
相当高得点ですが、
好き嫌いの分かれるワインです。
熟成感が好きな方にはおすすめですが、
フレッシュな爽やかな白ワインが好きな方には不向きでしょう。
個人的な好みからすれば
4.0点以上与えてもいいかなと思ったほどですが
一般的に考えると3.9点が妥当です。
販売予定価格1,650円税込
近日中に入荷予定
テイスティングコメント
黄金色を帯びたやや色の濃い茶色の色素を含んだ黄色の外観。
熟した黄桃、熟したリンゴ、カリンなどを思わせる果実香、シェリーを思わせるひねた(古びた)香りを強めに感じます。蜂蜜香、オイリーな要素、樽香などが加わります。口の中に熟した果実味が広がります。香りから感じるようなひねた印象の果実味です。比較的豊かな酸があり、骨格のはっきりしたメリハリのある味わいです。膨らみある味わいで、余韻もやや長めです。後味にもやや苦味をともなったひねた印象の果実味が残ります。熟成により複雑味を帯び、シェリーを思わせるひねた印象の風味を強く感じます。飲み頃からやや下り坂に入った印象です。
2本目
赤ワイン
ボディーニ マルベック 2010
ヴィンテージ変更による試飲です。
名前もブディーニからボディーニに変わりました。
麦ちゃん評価 3.7点
925円のワインにしてはまずまずの評価です。
テイスティングコメント
ブルーベリーのジャム、プラムのジャムなどを思わせる果実香、胡椒などスパイス香、カラメル香、黒糖などを思わせる果実香など豊かに香ります。口の中に濃縮したフレッシュなイメージの果実味が広がります。比較的豊かな酸があり、タンニンも程よく、バランス良くまとまっています。適度なタンニンですが、わずかに収縮するものを感じます。ミディアムボディーですが、力強さも備えた味わいです。余韻も中庸、後味にも比較的豊かな酸を伴った濃縮した果実の旨みとやや収縮するタンニンが残ります。