昨晩の試飲ワインは赤ワイン2アイテムでした。
1本目の赤ワイン
キャンティ リゼルヴァ 2008 バロンチーニ
麦ちゃん評価 3.75点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価です。
販売価格 1,035円税込なら充分でしょう。
来月から販売する予定です。
テイスティングコメント
プラム、アメリカンチェリーを思わせるやや熟した印象の優しく豊かな果実香が主体です。僅かにカラメル香、胡椒などスパイス香、鉄分的要素などが加わります。口の中にやや濃縮感のある優しい果実味が広がります。適度な酸がありメリハリある味わいです。タンニンも程よいものがありますが、尖ったところはなく柔らかいイメージです。ミディアムボディーで、やや濃縮した熟した印象の果実の優しい旨みを素直に感じるバランス良いヴィンテージです。余韻も中庸で、後味にも熟した印象の優しい果実の旨みが残ります。
2本目の赤ワイン
アナケナ オナ ピノ・ノワール 2010
ヴィンテージ変更による試飲です。
このヴィンテージよりレイダヴァレーのブドウが使われています。
麦ちゃん評価 3.9点
高得点です。
甘酸っぱいジャミーな果実を感じる
カリフォルニアのピノ・ノワールに近い味わいです。
テイスティングコメント
フランボワーズ、ブラックチェリー、ストロベリーなどを思わせる豊かな果実香、ヴァニラ、カカオ、僅かに植物の茎のような青味の要素、胡椒・シナモンなどスパイス香、発酵食品香など複雑に豊かに香ります。口の中に香りから想像されるような優しい果実の旨みが豊かに広がります。酸が比較的穏やかですので、果実の旨みをより素直に感じることが出来ます。比較的穏やかな酸ですが、芯にはしっかりしたものがあり、ぼやけたイメージはありません。タンニンは柔らかくシルキーです。ミディアムボディーで柔らかく、膨らみがある味わいで、ジャミーな優しい果実の旨みが素直に広がるチャーミングなピノ・ノワールです。余韻はやや長く、後味ににも甘酸っぱい果実の旨みが残ります。