昨晩6月26日の試飲ワイン
赤・白各1アイテムずつでした。
いずれもヴィンテージ変更による試飲です。
1本目
白ワイン
ケイプヘイブン シャルドネ 2010
このヴィンテージよりスクリューキャップとなりました。
麦ちゃん評価 3.75点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
リンゴ、メロン、洋梨などを思わせる果実香、ミネラル感、蜂蜜香、カラメル香、僅かに木質香、燻し香、オイリーな要素など豊かに香ります。口の中にやや塩味を帯びた比較的豊かな酸と、果実の旨みが広がります。骨格のはっきりしたメリハリある味わいで、ミネラル感に富み、じわじわと果実の旨みが現われる印象です。余韻はやや長めで、後味にもやや塩味を帯びた酸を伴った果実の旨みと、僅かに苦味の要素が残ります。
2本目
赤ワイン
アリアニコ・デル・ヴルトーレ リゼルヴァ 2005
イタリア バジリカータ州のアリアニコ種の赤ワイン
ＤＯＣです。
麦ちゃん評価 4.0点～4.1点
傑作の仲間入りです。
テイスティングコメント
プラムのジャム、ブラックチェリーのジャムなど果実を煮込んでジャムにしたような香り、胡椒・ナツメグなそスパイス香、僅かにミルキーな風味、ヴァニラ香、カカオなど豊かに香ります。口の中に香りから想像されるような、濃縮したジャミーな果実味が広がります。比較的豊かな酸があり、骨格のはっきりした味わいで、甘酸っぱい豊かな果実味を感じます。タンニンは強めで、収縮するものも感じますが、尖った印象はなく、あくまでもシルキーです。力強く、飲み応えある濃いワインですが、飲み疲れする程でもなくバランス良くまとまっています。余韻も長く、後味にも凝縮した甘酸っぱい果実の旨みが長く残ります。濃縮したジャミーな果実味が特徴的、力強く飲み応えあるけれどバランス良いヴィンテージ。
