昨晩、7月30日の試飲ワインは3アイテムでした。
白ワイン1本、赤ワイン2本です。
1本目
白ワイン
ドメーヌ ユベール・ヴェルドロー ブルゴーニュ・シャルドネ 2007
ブルゴーニュ・ヴォルネイに本拠を構える
比較的名の知れたビオ・ディナミを実践する生産者です。
あの有名なムルソーの造り手コント・ラフォンに師事したことがあるそうです。
先日試飲したアリゴテも同じ生産者です。
麦ちゃん評価3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの得点です。
販売価格1,965円税込
採用する予定です。
テイスティングコメント
熟したリンゴや煮リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、ミネラルの風味などを感じます。口の中に非常に強い酸が飛び込んでくる印象です。次第に香りから感じるような熟した印象の果実味が現われます。しっかりした骨格を備え、メリハリある味わいです。ミネラル感も強めに感じ、キリッと引き締まったイメージです。比較的ボディー豊かで膨らみある味わい、余韻も長めで、後味にも強い酸とミネラルの風味が残ります。強い酸とミネラル感、熟した果実味が特徴的なキリッとしたイメージの豊かなシャルドネです。
2本目
赤ワイン
ムーンライト オーガニック・シラーズ 2010
ヴィンテージ変更による試飲です。
麦ちゃん評価 3.8点
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
ブルーベリーのジャム、干しプラムなどを思わせる果実香、シナモン・胡椒などを思わせるスパイス香、僅かに埃っぽい要素などを感じます。口の中にジャミーで豊かな優しい果実味が広がります。比較的豊かな酸を感じ、メリハリがあり、骨格がはっきりしています。適度なタンニンがあり、尖ったところはありませんが、やや収縮したものを感じ、力強さも備えています。ミディアムボディーでバランス良い味わいですが、力強さを持ち合わせたヴィンテージです。余韻は中庸で、後味にも比較的豊かな酸伴ったやや濃縮したジャミーな果実味が残ります。
3本目
赤ワイン
ドメーヌ ユベール・ヴェルドロー ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2009
白と同じ造り手のピノ・ノワールです。
麦ちゃん評価 3.85点
まずまずの評価です。
販売価格 1,890円税込
ブルゴーニュとしては低価格です。
しかもビオワインです。
採用する予定です。
テイスティングコメント
プラムやチェリーをジャムにしたような果実香、ミルキーな要素、僅かに胡椒などスパイス香などを感じます。口の中にやや濃縮した印象の果実味が広がります。比較的豊かな酸があり、メリハリある味わいで骨格がはっきりしています。適度なタンニンがあり、尖った印象ではありませんが、力強い印象も感じます。ミディアムボディーですが、力強く荒々しさも感じるヴィンテージです。未だアンバランスな印象を受けますが、今後の熟成によりまとまりを見せるに違いありません。余韻はやや長く、後味にも豊かな酸を伴ったやや濃縮した果実味と僅かに収縮するタンニンが残ります。