昨晩、7月31日の試飲ワインは
白ワイン2アイテムでした。
いずれもヴィンテージ変更による試飲です。
1本目
シャブリ 2009 ジルベール・ピク
ミネラル感が強いシャブリらしい1本
麦ちゃん評価 3.85点~3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
高評価のシャブリです。
テイスティングコメント
熟したリンゴ、アンズなどを思わせる果実香、ミネラルの要素、蜂蜜香、僅かに燻したような香りなどを感じます。口の中に比較的豊かな酸を伴った熟した印象の果実味が広がります。強いミネラルの要素が口の中にも広がり、骨格のはっきりしたキリッとした味わいとなっています。膨らみある味わいで、余韻も長めです。後味にも強めの酸を伴ったミネラル感と熟した果実の旨味が長く残る印象です。ミネラル感に富んだキリッとしたシャブリらしいワインと言えます。
2本目
シャルドネ グラン・キュヴェ ヴィーニャ・ウィリアム・フェーブル・チリ
麦ちゃん評価 3.9点
酸がもう少し強ければ傑作に入るところです。
テイスティングコメント
熟したメロン、カリンなどを思わせる果実香、蜂蜜香、ヴァニラ香、トースト香、木質香、ナッツ、カラメル香、オイリーな要素など豊かに香ります。口の中に熟した印象の果実の旨味と樽熟成から由来するナッツやカラメルの風味が広がります。酸は比較的穏やかに感じますが、芯にはしっかりしたものがありぼやけたイメージは感じません。ふくよかで膨らみがあり、旨味豊かな味わいです。余韻も長く、後味にも樽熟成から由来する風味を伴った熟した印象の果実の旨味が残ります。果実の旨味がストレートに伝わるヴィンテージです。