昨晩、8月21日、日曜日の試飲ワインは、白ワイン2本でした。
最近、試飲を続けているアルザスの生産者
ウンシュ・エ・マンのシリーズです。
1本目の白ワイン
アルザス ミュスカ 2008
マスカット種による辛口の白ワイン
ミュスカの辛口ワインは今までいくつか試飲したことがありますが、
これが今まで経験した中で最高です。
ミュスカらしく華やかなな香りに包まれ、
しかも膨らみある豊かな味わいです。
麦ちゃん評価 3.85~3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
販売予定価格 1,960円税込
値段もやや高めですが、
これは採用しようと思います。
テイスティングコメント
マスカット、ライチ、熟した洋ナシなどを思わせる果実香、バラの花を思わせる華やかさ、蜂蜜香など非常に豊かに香ります。口の中に熟した印象のリンゴを思わせる果実味が広がります。香りから想像する旨味と少し違うイメージの果実の旨味です。比較的豊かな酸があり、骨格のしっかりしたメリハリある味わいで、ふくよかで膨らみがあり余韻もやや長めです。後味にも、華やかな香りを伴った熟した果実の旨味が残ります。華やかで豊かな香りに包まれ、熟した果実の旨味が豊かに広がる上質なマスカット種の辛口白ワインです。
2本目の白ワイン
アルザス ピノ・グリ ヘングスト グラン・クリュ 2007
グラン・クリュ特級畑のピノ・グリです。
麦ちゃん評価 3.95~4.0点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
傑作の1歩手前
傑作にしても良いくらいです。
香りの出が少し少ないような気がします。
販売予定価格2,630円ですが、
グラン・クリュならお買い得でしょう。
テイスティングコメント
熟したリンゴ、アンズのジャムを思わせる果実香、蜂蜜香、僅かにオイリーな要素などを感じます。口の中に熟したリンゴやメロンを思わせる非常に豊かな果実味が広がります。旨味たっぷりな果実味ですので、辛口ですがやや甘口のワインではないかと思えてしまう程です。適度な酸がありぼやけやイメージではありません。完熟した果実の旨味に加え、蜂蜜を思わせるコクを感じます。膨らみがありふくよかで、肉厚、余韻も長く、後味にも旨味豊かな果実味が長く残ります。完熟した果実の旨味をたっぷり感じる非常に豊かな味わいのグラン・クリュと名乗るにふさわしいピノ・グリです。