8月23日、火曜日の試飲ワインです。
アルザスの生産者
ウンシュ・エ・マンのシリーズの試飲が続いていますが、
この2アイテムで最終となりました。
結論から言います。
アルザスの白ワインは値段的に高価なものが多いのですが、
ウンシュ・エ・マンはコストパフォーマンスに優れています。
ピノ・ノワールは個人的に納得出来ませんでしたが、
白ワインは試飲した全アイテムをラインナップに加える予定です。
全部で7アイテムとなります。
さて、8月23日に試飲したのが白ワイン2アイテムです。
1本目
アルザス ゲヴェルツトラミネール 2009
麦ちゃん評価 3.75~3.8点
(3.5点以上で標準的ワイン、4.0点以上なら傑作、4.5点以上で至高のワイン)
販売予定価格1,530円税込
ほんのり甘味の残る華やかな香りに包まれた1本です。
テイスティングコメント
ライチ、マスカット、オレンジなどの果実の香り、ラベンダーやバラの花の香り、僅かにローズマリー、ミントのようなハーブを思わせる香りなど、華やかに豊かに香ります。口の中に、華やかな香りを伴った、やや残糖分のあるほんのりとした甘味を感じる豊かな果実味が広がります。酸は比較的穏やかで、旨味豊かな果実味をより強く感じますが、芯にはしっかりした酸がありぼやけた印象はありません。華やかで、膨らみがあり、心地よい味わいで余韻も中庸です。後味にも、華やかな香りを伴った果実の旨味が残ります。華やかな香りに包まれ、ほんのりとした甘味のある果実の旨味が豊かに広がる印象の口当たり優しく心地良い味わいです。
2本目
アルザス リースリング グラン・クリュ シュタイングルブラ 2008
麦ちゃん評価 3.95点
さすがグラン・クリュ
傑作に近い評価です。
今後の熟成により傑作の仲間入りをしそうなポテンシャルがあります。
販売予定価格 2,385円税込
アルザス・リースリングのグラン・クリュがこの値段ならお買い得でしょう。
テイスティングコメント
リンゴ、黄桃、アンズなどを思わせる果実香、オイリーな要素を非常に強めに感じます。僅かに蜂蜜香、ミネラル感などが加わります。口の中に、非常に強い酸が飛び込んでくる印象です。次第に熟したリンゴを思わせる果実香が豊かに広がり、蜂蜜のような旨味の要素も感じます。メリハリある骨格のはっきりした味わいで、オイリーな要素やミネラル感も広がります。膨らみのある豊かな味わいで、長い余韻が残ります。後味にも強めな酸を伴った豊かな果実の旨味が残ります。今後の熟成によりさらに複雑味を帯び、旨味の要素が膨らみ、さらに美味しくなりそうなポテンシャルを感じます。