昨晩、9月27日、火曜日の試飲ワインは、
赤白各1アイテムずつでした。
1本目、白ワイン
アナケナ・ヴィオニエ・リレン シングルヴィンヤード 2010
チリ・アナケナのシングルヴィンヤード・シリーズが
全て畑名が表示されるようになりました。
このヴィオニエは『リレン』という名前の畑の葡萄が使われます。
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
洋ナシやマスカットを思わせる果実香、白い花のような華やかなイメージ、燻し香や燻製香を少し強めに感じ、ナッツやヴァニラ香などが加わります。口の中に優しい果実の旨味が豊かに広がります。口当たりスムーズで僅かに残糖分を感じるような優しい旨味です。適度な酸があり、ぼやけた印象はなく、爽やかなイメージも感じます。程よい膨らみがあり、樽熟成から由来する複雑味も広がります。余韻は中庸で、後味にも旨味豊かな優しい果実味と、僅かな苦味が残ります。
2本目、赤ワイン
アウレオ モンテプルチアーノ・ダブルッツオ 2009
モンテプルチアーノ・ダブルッツオは
ファルネーゼがあるから、他の生産者のものは
なかなか採用出来ないのですが、これは特徴があって面白い。
麦ちゃん評価 3.85点
販売予定価格 1,355円だから合格でしょう。
テイスティングコメント
濃縮感の強いプラム、あるいは乾燥させたプラムを思わせる果実香が主体です。ミルキーな要素、ヴァニラ香、樽熟成から由来する木質香、埃っぽい要素などが広がります。口の中に香りから感じるような濃縮感のある甘酸っぱく優しい果実の旨味が豊かに広がります。比較的豊かな酸があり、骨格のはっきりした味わいです。タンニンはやや強めですが、尖ったところはありません。ミディアムボディーですが力強さも備えています。やや残糖分さえ感じるジャミーな果実の旨味をたっぷり感じることが出来ます。余韻は中庸で、後味にも甘酸っぱいやや濃縮感のある旨味の要素が残ります。