昨日、10月14日、金曜日の試飲ワインは、
赤白各1アイテムずつでした。
いずれもヴィンテージ変更による試飲です。
ボルドーの南西にシュド・ウエストというワイン産地があります。
その中でも、ボルドーに隣接した地区のワインです。
AOCはベルジュラック
値段は赤白共に1,730円税込
1本目、白ワイン
シャトー・デ・ゼザール キュヴェ・プレスティージュ
ベルジュラック・セック 2009
麦ちゃん評価 3.85~3.95点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなりの高評価です。
ボルドーの高級白ワインを思わせる味わいです。
まだ少し固いイメージがありますが、
熟成によって傑作評価になる可能性を秘めています。
テイスティングコメント
やや黄金色を帯びた輝きのある黄色の外観。
カリン、煮リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、樽熟成から由来する木質香、トーストやナッツ香、オイリーな風味など複雑に豊かに香ります。口の中に熟した印象の果実の旨味とアミノ酸を感じるような旨味の要素が広がります。程よい酸があり、メリハリのある骨格のしっかりした味わいで、非常にふくよかです。樽熟成から由来する複雑未も合わせて広がるイメージです。余韻は長めで、後味にも旨味豊かな果実味と樽からの苦味の要素が残ります。適度な樽の風味が利いた豊かな果実の旨味と複雑味が広がるGoodヴィンテージです。今後の熟成の可能性を感じます。
シャトー・デ・ゼザール キュヴェ・プレスティージュ ルージュ 2007
収縮する強いタンニンが特徴的ですが、
香りが豊かで、優しい旨味の要素も広がるので、
これはこれで面白いと思います。
麦ちゃん評価 3.85点
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーを思わせる果実香、ヴァニラ香、ミルキーな要素、カカオやナッツの風味、僅かに大地のイメージ、埃っぽい要素、胡椒などスパイス香など複雑に豊かに香ります。口の中にやや濃縮した果実の旨味と複雑味が広がります。酸は比較的豊かで骨格のはっきりした味わいです。タンニンは強めで収縮するものを強く感じますが、尖った印象ではありません。ミディアムからフルボディーの味わいで強めなタンニンと優しく複雑な旨味が特徴的です。余韻はやや長めで、後味にも複雑味を帯びたやや濃縮した果実味と収縮するタンニンが残ります。