10月20日木曜日、昨晩の試飲ワインは、
赤白各1アイテムずつです。
14日から試飲をしていませんので、
久しぶりの試飲となりました。
様々な行事があり試飲することが出来ませんでした。
とにかく、
頑張って試飲をしなくてはいけません。
さて、昨晩の試飲ワインです。
いずれもヴィンテージ変更のための試飲です。
1本目、白ワイン
ブラハム シュナン・ブラン 2011
麦ちゃん評価 3.7~3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
点数に幅があります。
まだ2011年ヴィンテージ、今年の春収穫されたぶどうで造られています。
固い印象がどうしても残ります。
半年~1年経てば落ち着くはずです。
そしてその後の熟成も期待出来るポテンシャルを感じます。
テイスティングコメント
僅かに黄金色を帯びた輝きのある黄色の外観。
アンズ、ザクロ、メロンなどを思わせる果実香、蜂蜜香、白い花、僅かにカラメル香などを感じます。口の中にまず豊かな酸が飛び込んできます。次第にアミノ酸を伴った旨味ある果実味が広がります。骨格のはっきりしたメリハリある味わいで膨らみがありミネラルの風味も感じます。余韻はやや長く、後味にも豊かな酸を伴った果実の旨味が残ります。未だ固いイメージがありますが、半年~1年の瓶熟で落ち着いてバランス良くなるに違いありません。そしてそれ以上の長期熟成によって素晴らしいワインとなる可能性を秘めたワインです。
2本目、赤ワイン
カステロ・ダルバ 2009
これもヴィンテージ変更による試飲
ポルトガルの赤ワインです。
麦ちゃん評価 3.8点
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
乾燥プラム、ブルーベリーのジャムなどを思わせる果実香が主体、ブラックペッパー、ナツメグなどを思わせる果実香を少し強めに感じ、ミルキーな要素や埃っぽいイメージなどが加わります。口の中にジャミーな印象のやや濃縮感のあるフレッシュな果実味が広がります。適度な酸があり、タンニンも程よくバランス良くまとまっていますが、僅かに収縮するものが残ります。口の中にも香りから想像するようなスパイシー感が膨らむ印象です。ミディアムボディーですが力強さも備えています。余韻は中庸で、後味にもジャミーで新鮮な果実の旨味とスパイスの風味が残ります。