昨晩の10月21日の試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、白ワイン
ブルゴーニュ シャルドネ 2006 バデ・ッミュール
ACブルゴーニュの白としては非常に魅力的な値段でしたので
取り寄せて試飲してみました。
麦ちゃん評価 3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの高評価です!
1,680円税込ですからブルゴーニュワインとしては
申し分ない品質と言えます。
テイスティングコメント
熟したリンゴ、リンゴパイ、煮リンゴなどを思わせる果実香が主体です。蜂蜜香、僅かにミルキーな風味、カラメル香、ミネラル感などが加わります。口の中に香りから想像するような熟した印象の果実の旨味が豊かに広がります。口当たりスムーズで、ブルゴーニュにして酸は穏やかに感じますが、芯にはしっかりしたものがあり、クリーンな印象を受けます。心地良く、膨らみある豊かな味わいです。余韻はやや長く、後味にも熟した印象の果実の旨味が残ります。心地良く、癒し系の優しい味わいですが、熟した果実の旨味の要素を豊かに感じることが出来るお買い得なブルゴーニュです。
2本目、赤ワイン
シャトー ラ・ゴルス 2008
ヴィンテージ変更による試飲です。
ブルジョワ級としては超破格なお買い得ワインです。
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
まずまずの評価でしょう。
香りは複雑で豊潤ですが、
ボディーの膨らみが足りない。
両方揃えば傑作評価ですが、
そこまで求めるのは贅沢と言う物でしょう。
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーを思わせる果実香に、カカオ・ナッツなどの香りを強めに感じます。ヴァニラ香、ミルキーな要素、樽熟成から由来する木質香、僅かに胡椒などスパイス香など複雑に豊かに香ります。口の中にやや濃縮した果実味が広がります。適度な酸があり、骨格がはっきりしています。タンニンは強めでやや収縮するものを感じます。口の中でも、カカオ・ナッツの風味などの複雑味が膨らみます。ミディアムボディーでバランス良い印象ですが、収縮するタンニンが少し気になります。余韻は中庸で、後味にもやや収縮するタンニンを伴った果実味が残ります。複雑で豊潤な香りに包まれた、ミディアムボディーで、やや収縮するタンニンが特徴的なヴィンテージです。