昨晩、10月27日、木曜日の試飲ワインは、
赤白各1アイテムずつでした。
1本目、白ワイン
アヴァリュス・シャルドネ バレル・ファーメンテッド 2009
ラングドックの樽熟タイプのシャルドネ
麦ちゃん評価 3.75点~3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価ですが、
レ・ドメーヌ・ポール・マスのトワ・ベー・エ・オーモン・ブランの方が
品質的に優れています。
同じ地域の同価格のシャルドネですから、
残念ながら採用できません。
2本目、赤ワイン
モンテプルチアーノ・ダブルッツオ カサーレ・ヴェッキオ 2010
当店人気のファルネーゼのアイテムです。
麦ちゃん評価 3.8点
まずまずの評価ですが、
カサーレ・ヴェッキオの点数としては物足りないところです。
2005年、2007年は非常に良かったのですが、
このところ、期待が高いだけに少し不満ですが、
ぎりぎりの合格です。
テイスティングコメント
熟したプラムや乾燥プラムを思わせる果実香、燻し香、埃っぽい要素、胡椒などスパイス香、樽熟成から由来する木質香、僅かにカカオの風味など複雑に香ります。口の中に濃縮した甘酸っぱい果実味が広がります。比較的豊かな酸があり、メリハリある骨格の はっきりした味わいです。タンニンは強めで、尖ったイメージではありませんが、苦味を伴った収縮感をわずかに感じます。凝縮感のある力強い味わいですが、意外にスムーズで今でも楽しまます。ミディアムからフルボディーの味わいで、余韻はやや長く、後味にも甘酸っぱい果実の旨味と苦味を伴ったタンニンが残ります。凝縮感のある甘酸っぱい果実味と苦味の要素が特徴的な、骨格のはっきりしたメリハリあるヴィンテージです。