昨晩11月10日、木曜日の試飲ワインは
赤白各1アイテムずつでした。
いずれも南アフリカのワインですが、
ヴィンテージ変更による試飲です。
1本目、白ワイン
ジョーダン・シャルドネ 2009
比較的強い酸と樽熟成の風味が特徴的な1本です。
麦ちゃん評価 4.1点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
傑作の仲間入りです!
テイスティングコメント
やや黄金色を帯びた輝きのあるストローイエローの外観。煮リンゴ、リンゴパイ、マンゴーなどを思わせる果実香、蜂蜜香、燻し香、カラメル香、ナッツ香、樽熟成から由来する木質香、発酵食品香など複雑に豊かに香ります。口の中に比較的豊かな酸を伴った旨味豊かな果実味が広がります。熟した果実の旨味と樽熟成から由来するカラメルの風味などが上手く融合して広がる印象です。比較的強い酸がボディーを引き締めてメリハリある味わいとなっています。膨らみがあり、非常に豊かで、余韻も長めです。後味にも熟した果実の旨味と樽から由来する風味、そして僅かな苦味の要素が残ります。比較的強い酸に支えられ、樽の風味が利いた膨らみあるリッチなシャルドネです。今後の熟成が大いに期待出来るワインです。
2本目、赤ワイン
マン・ヴィントナーズ カベルネ・ソーヴィニョン 2010
麦ちゃん評価 3.75点~3.8点
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
干しプラムやジャムにしたプラムなどを思わせる果実香、燻し香、植物の茎を思わせる青味の要素、胡椒などのスパイス香、ナッツ香などを感じます。口当たりスムーズな印象でやや濃縮したジャミーな果実の旨味が広がります。適度な酸がありメリハリある味わいでバランス良くまとまっています。タンニンはほど良いものがありますが、尖ったイメージは感じません。ミディアムボディーでバランス良く、ジャミーな果実の旨味を素直に感じるヴィンテージですが、力強さも備えています。余韻は中庸、後味にも旨味豊かな果実味が残ります。