本日ボジョレー・ヌーヴォの解禁日です。
当店取り扱い6アイテムを評価してみます。
今年は、『傑出したヴィンテージと言えます』
過去最高と評された2005年に劣らないGoodヴィンテージです。
むしろ、個人的には今年の方が高い評価です。
総体的に言うと
「ボジョレーにしては優しい酸が特徴的、
新鮮な果実の旨味を素直に感じることが出来ます。
色濃く力強さも持ち合わせ、しかも繊細で優雅なヴィンテージです」
ルイテット ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォ 2011
麦ちゃん評価 3.8点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
ヌーヴォとしてはかなり高い評価です!
テイスティングコメント
やや色の濃い紫色の色調の強い赤紫色の外観。アメリカンチェリーやブルーベリーなどを思わせる果実香、バナナの香り、水飴のような甘い香り、すみれの花など華やかに豊かに香ります。口の中に香りから想像するようなチェリーやブルーベリーなどのフレッシュ感ある果実味が広がります。適度な酸がありメリハリある味わいで、タンニンも程よいものを感じますが、尖ったところはありません。繊細な印象で非常に調和の取れた味わいです。余韻は中庸で後味にもフレッシュで優しい果実味が残ります。華やかで豊かな香りに包まれた優しい果実の旨味を素直に感じる繊細で調和のとれたヴィンテージです。
ドメーヌ リュエ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォ 2011
麦ちゃん評価 3.75~3.8点
テイスティングコメント
やや色の濃いより紫の色調の強い赤紫色の外観。ブルーベリーのジャムを思わせる果実香、水飴のような甘い香り、すみれの花などを感じます。口の中にやや濃縮感ある果実の旨味が広がります。適度な酸があり骨格のはっきりした味わいで、タンニンは比較的強めでやや収縮するものを感じます。少し荒々しいイメージで力強い印象です。余韻は中庸で、後味にもやや濃縮感のあるフレッシュな果実味と僅かに収縮するタンニンが残ります。濃縮感あるフレッシュな果実味とやや収縮するタンニンが特徴的な力強さを感じるヴィンテージです。
ルイ・テット ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォ
キュヴェ サントネール 2011
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
テイスティングコメント
やや色の濃い紫色の色調が強い赤紫色の外観。
ブラックチェリー、プラムを思わせる果実香、バナナ香、水飴のような甘い香り、すみれの花、僅かに燻し香などを感じます。口の中に濃縮感の強いフレッシュな果実味が広がります。適度な酸があり骨格のはっきりした味わいで、タンニンも程よいものを感じますが尖ったところはなくバランス良くまとまっています。膨らみある味わいで力強さも感じます。余韻は中庸で、後味にも濃縮感のあるフレッシュな果実の旨味が残ります。濃縮感あるフレッシュな果実味が広がるバランス良く繊細で力強さも備えたヴィンテージです。
ドメーヌ・マルタン ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォ 2011
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
これは他のヌーヴォとまるで違うイメージです!
個人的にオススメします。
テイスティングコメント
非常に色の濃いやや紫の色調が強めの赤紫色の外観。干しプラム、プラムを煮詰めてジャムにしたような熟した印象の濃い果実香が主体で、搾ったばかりの葡萄果汁そのものという新鮮な香りが混在します。ヌーヴォ特有なバナナ香の要素はありません。口の中にも香りから想像するような熟した印象の濃縮感ある果実味とまさにフレッシュな果実味が混在して広がります。比較的豊かな酸があり、骨格のはっきりしたメリハリある味わいで、タンニンも適度なものがあり力強さも備えています。余韻は中庸で、後味にも熟した印象の果実味とアミノ酸を思わせる旨味の要素が残ります。独特のイメージの個性的なヌーヴォですが、飾り気のない味わいに本来のボジョレー・ヌーヴォを意識させてくれるようなヴィンテージです。
エリック・パルドン ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォ 2011
麦ちゃん評価 3.75~3.8点
テイスティングコメント
やや色の濃いより紫の色調が強めの赤紫色の外観。アメリカンチェリー、ブルーベリーを思わせる果実香、バナナの香り、水飴のような甘い香り、すみれの花など華やかに豊かに香ります。口のなかにやや濃縮感のあるフレッシュな果実味が広がります。酸は比較的に穏やかですので、果実の旨味をよりスムーズに感じる印象です。程よいタンニンがありますが、シルキーで柔らかく尖ったところはありません。余韻は中庸で、後味にも濃縮した旨味豊かな新鮮な果実味が残ります。華やかで豊かな香りに包まれた新鮮で濃縮感ある果実の旨味が素直に広がるヴィンテージです。
ジョセフ・ドルーアン ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォ 2011
麦ちゃん評価 3.8点
テイスティングコメント
やや色の濃い紫の色調が強めの赤紫色の外観。ブルーベリーやアメリカンチェリーを思わせる果実香、バナナの香り、水飴のような甘い香り、すみれの花など華やかに豊かに香ります。口の中にやや濃縮感の強めのベリー系の果実味が広がります。適度な酸がありメリハリある味わいで、タンニンも程よいものを感じますが、尖ったところはありません。膨らみある豊かな味わいで、非常にバランス良くまとまった心地よい印象を強く受けます。余韻は中庸で、後味にもやや濃縮したフレッシュな果実味が残ります。華やかで豊かな香りに包まれたフレッシュで濃縮した果実の旨味が広がる非常にバランス良く心地よいヴィンテージです。