昨晩、11月17日、木曜日の試飲ワインは
赤ワイン2アイテムでした。
いずれもヴィンテージの変更による試飲となります。
1本目の赤ワイン
マルケス・デ・ラ・コンコルディア 2009
スペイン、リオハのテンプラニーリョです。
麦ちゃん評価 3.85~3.9点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなりの高得点です。
しかも値段の下がりました♪
1,355円税込です。
テイスティングコメント
アメリカンチェリーのジャムやプラムなどを思わせる果実香、ヴァニラ香、樽熟成から由来する木質香、ナッツ香、カカオの風味、燻し香、胡椒などスパイス香などが豊かに香ります。口の中に香りから想像するようなアメリカンチェリーのジャムのような果実味が広がります。透き通るようなクリーンな印象の果実の旨味です。比較的豊かな酸があり骨格のはっきりした味わいです。タンニンは強めで、やや収縮するものを感じますが尖った印象はありません。優しくジャミーな果実味が広がるミディアムボディーの味わいですが力強さも備えています。余韻はやや長く、後味にも比較的豊かな酸を伴った優しいジャミーな果実の旨味とやや収縮するタンニンが残ります。モダンで優しい果実味が広がるリオハですが、力強さも感じます。
2本目の赤ワイン
ブラハム ピノタージュ 2008
これは凄いヴィンテージです!
ピノ・タージュのイメージが変わります。
麦ちゃん評価 4.1点
傑作の仲間入りです!!!
これは積極的にオススメしなくてはいけません。
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーを思わせる色の濃い果実の香り、カカオ・ナッツの風味、ヴァニラ香、チョコレートの風味、樽熟成から由来する木質香、僅かに胡椒などスパイス香など非常に豊かに複雑に香ります。ピノタージュの香りというよりむしろメルロを思わせる香りです。口の中にやや濃縮した旨味たっぷりの果実味が広がります。適度な酸がありメリハリある味わいです。タンニンは強めですが、尖ったところはなく、あくまでも柔らかくシルキーです。果実の旨味と共に香りから想像するような複雑な要素が豊かに広がります。ボディー豊かで飲み応えがあり、余韻も長く、後味にも旨味たっぷりな果実味が残ります。ボルドーを思わせる複雑味さえ感じる非常に豊かなピノタージュです。