一昨日、11月25日、金曜日の試飲ワインは
赤ワイン1本でした。
ミヤルスト ピノ・ノワール 2006
南アフリカ屈指のワイナリー・ミヤルストのワインです。
1年ぶりに試飲してみました。
再確認のためのテイスティングです。
麦ちゃん評価 4.0~4.1点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
傑作の評価です。
ピノ・ノワールで傑作評価はなかなかありません。
値段は4,150円とやや高めですが。
テイスティングコメント
僅かにオレンジ色を帯びたやや色の濃いルビー色の外観。
フランボワーズやチェリーを煮詰めてジャムにしたような果実の香り、ヴァニラ香、ミルキーな要素、カラメル香、カカオ・ナッツ香、樽熟成から由来する木質香、発酵食品香、僅かに動物臭、胡椒などスパイス香など複雑に豊かに香ります。口の中に比較的豊かな酸を伴ったやや濃縮感ある果実味が広がり、香りから感じるような複雑な要素も合わせて現われる印象です。タンニンは比較的強めですが、尖ったところはありません。アルコールもやや強めに感じ、メリハリある骨格のしっかりした骨太のピノ・ノワールです。余韻はやや長く、後味にも比較的豊かな酸と複雑味を伴った果実味が残ります。複雑で豊潤な香りに包まれ、やや濃縮感ある果実味が広がるコート・ド・ニュイをイメージするような骨太なピノ・ノワールです。