昨晩、11月26日、土曜日の試飲ワインは、
赤ワインが2アイテムです。
いずれもヴィンテージ変更による試飲でした。
1本目
サリーチェ・サレンティーノ 2008 ロッカ・ディ・モリ
麦ちゃん評価 3.8~3.85点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
プラムのジャム、干しプラム、ブラックチェリーのジャムを思わせる果実香、ミルキーな要素、ヴァニラ香、樽熟成から由来する木質香、発酵食品香、僅かに胡椒などスパイス香など複雑に豊かに香ります。口の中に濃縮したジャミーな果実味が豊かに広がります。比較的豊かな酸があり、骨格のはっきりしたメリハリある味わいです。タンニンは強めで、やや収縮するものを感じますが尖った印象はありません。甘酸っぱいジャミー果実の旨味が素直に広がり、ミディアムボディーでバランス良く、力強さも備えています。余韻はやや長く後味にも濃縮したジャミーな果実味と苦味の要素が残ります。
2本目
アンホーリ 2009 セラー・アルデボル
スペイン・プリオラートのワインです。
プリオラートのワインとしては低価格です。
麦ちゃん評価 3.85~3.9点
かなりの高得点です。
テイスティングコメント
熟したプラムや干しプラムを思わせる果実香、ヴァニラ香、ミルキーな要素、燻し香、カラメル・ナッツ香、埃っぽい要素、胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。適度な酸がありしっかりした骨格を感じます。タンニンは強く収縮するものを感じ、やや荒々しい印象です。膨らみある味わいで、ボディー豊かです。力強く、飲み応えある味わいです。余韻は長く、後味にも濃縮した果実味とやや収縮するタンニンが残ります。未だ荒々しく収縮するタンニンが特徴的な濃縮する果実を豊かに感じる今後の熟成が大いに期待できるワインです。