昨晩、11月30日、水曜日の試飲ワインは、
赤ワイン2本でした。
1本目
ムーンライト・オーガニック・シラーズ 2011
ヴィンテージ変更による試飲でした。
麦ちゃん評価 3.75点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
1,000円以下のヴィンテージといてはまずまずの評価です。
テイスティングコメント
ストロベリー、チェリー、プラムなどを思わせる果実香、キャンディー、水飴、僅かにカカオ、ナッツ香、植物の茎などの青味の要素などを感じます。口の中に優しいチャーミングな果実味が広がります。フレッシュで心地良い果実の旨味です。適度な酸がありバランス良くまとまっています。程よいタンニンを感じますが、柔らかく尖ったところはありません。ミディアムボディーで心地よい癒し系の味わいです。余韻は中庸で後味にも甘酸っぱいチャーミングな果実の旨味が残ります。チャーミングな果実味が特徴的な癒し系の心地良いヴィンテージです。
2本目
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール 2009
麦ちゃん評価 4.1点
この評価を出すのに、迷いました。
非常に優しい味わいのオレゴンらしいピノ・ノワールです。
下手をすると、単に軽いワインと思われそうですが、
とにかく麦ちゃんはこのワインに傑作の評価をくだしました！！
テイスティングコメント
淡い色調のルビー色の綺麗な外観。
フランボワーズ、ストロベリーを思わせるチャーミングで透き通るイメージの果実味が主体でクリーンに香ります。僅かに樽熟成から由来する木質香、カカオ・ナッツ香、発酵食品香などが加わります。口の中に香りから感じるような優しいチャーミングな果実の旨味が広がります。口当たりスムーズで一瞬軽いワインと感じますが、膨らみある果実味が次第に現われます。酸は比較的穏やかに感じますが、芯にはしっかりしたものがあり、ぼやけた印象はありません。タンニンは柔らかくシルキーで尖ったところはまるでありません。非常に透明感のある心地良い味わいです。余韻は長めで、後味にもクリーンな印象のチャーミングな果実の旨味が残ります。透明感のあるクリーンな印象が強調されたチャーミングな果実味が広がるオレゴンのピノ・ノワールらしいワインと言えます。
