昨晩12月4日、日曜日の試飲ワインは
スパークリングワイン1本、赤ワイン1本でした。
1本目、スパークリングワイン
カヴァ プレミアム・キュヴェ・ロゼ マス・デ・モニストロル 2007
当店人気のカヴァですが、
ヴィンテージが変わったので試飲しました。
麦ちゃん評価 3.85点～3.9点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
かなりの高得点です。
前ヴィンテージよりスムーズにチャーミングな果実の旨味が広がります。
テイスティングコメント
ややオレンジ色を帯びたサーモンピンク、ローズピンクの鮮やかで綺麗な外観。細やかな泡立ちがグラスの底から立ち上ります。ストロベリー、アンズなどを思わせる可憐な印象の果実の香りが主体です。水飴やキャンディー香、僅かにイースト香などを感じます。口の中に香りから想像するような優しい果実味が広がります。適度な酸があり爽やかな印象を受け、ミネラル感も広がります。口当たりは非常にスムーズで、旨味豊かなチャーミングな果実の旨味が膨らみます。余韻はやや長く後味にも優しいチャーミングな果実味の旨味とミネラル感が残る印象です。
2本目、赤ワイン
シャトー ルメード フュド・シェーヌ 2003
ヨーロッパを猛暑が襲った2003年ヴィンテージの赤ワインです。
麦ちゃん評価 3.95～4.0点
傑作に匹敵する高得点です。
テイスティングコメント
ややレンガ色を帯びた濃い色調のガーネット色の外観。
カシス、プラムのジャムを思わせる完熟した果実の香り、カカオ、ナッツ香、樽熟成から由来する木質香、発酵食品香、黒糖、カラメル香、僅かに胡椒などスパイス香など複雑に豊かに香ります。口の中に香りから想像されるような熟した印象の果実の旨味が広がります。適度な酸があり骨格のはっきりしたメリハリある味わいです。タンニンは強めですが、あくまでもシルキーで尖ったところはありません。旨味たっぷりの果実味とカラメルなどを感じる複雑味が合わせて膨らみます。2003年らしい完熟果実ですが、ボルドーというよりまるでネッビオーロのバローロのような味わいです。余韻は長く後味にも旨味豊かな熟した果実味が残ります。
