1月19日、木曜日の試飲ワインは赤白各1アイテムでした。
1本目、白ワイン
ダイヤモンド・リッジ マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン 2011
ニュージーランド マールボロのソーヴィニョン・ブランです。
1,265円税込ですからマールボロのソーヴィニョン・ブランとしては格安です。
麦ちゃん評価 3.75～3.8点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
まずまずの評価です。
テイスティングコメント
グレープフルーツ、レモンなどを思わせる柑橘系の果実香、オレンジの皮のような風味、燻し香、ミネラルの風味など非常に豊かに香ります。口の中に比較的豊かな酸が飛び込んでくる印象です。次第にフレッシュな柑橘系の果実の旨味が広がります。爽やかですが、骨格のはっきりした味わいです。膨らみがあり、余韻は中庸です。後味にも比較的豊かな酸を感じる柑橘系の果実味とオレンジの皮のような苦味の要素が残ります。豊かな酸と柑橘系の果実味が特徴的なフレッシュで爽やか、しかも骨格のはっきりした味わいです。
2本目、赤ワイン
シャトー・レトワール・ド・クロット 2009
ボルドー サン・テミリオン・グラン・クリュです。
サン・テミリオン・グラン・クリュが2,980円税込ならお得でしょう。
麦ちゃん評価 3.95～4.1点
点数に幅があるのは、今後の熟成を期待しての点数です。
3～5年後には間違いなく4.0点以上の傑作になるはずです。
今飲んでも充分楽しめるワインではありますが、
もう少し落ち着きをみせたらさらに良くなると思います。
テイスティングコメント
カシス、ブラックベリーを思わせる濃い色調の果実香、ミルキーな要素、ヴァニラ香、胡椒・ナツメグなどスパイス香、カラメル、ナッツ香、発酵食品香、樽熟成から由来する木質香、など複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。比較的豊かな酸があり、骨格のはっきりした味わいで、タンニンは強く収縮するものを感じますが、尖った印象はありません。アルコールも強めに感じ、ボディー厚く、熟した果実の旨味の要素が徐々に広がります。余韻は長く、後味にも凝縮感ある濃い果実味とやや収縮するタンニン、苦味の要素などが残ります。今飲んでも楽しめますが、今後の熟成によりさらに美味しくなるのは間違いありません。
