昨晩、2月8日の試飲ワインは白2本、赤1本です。
いずれもヴィンテージ変更による試飲です。
1本目、白ワイン
フェアヴァレー シュナン・ブラン 2011
麦ちゃん評価 3.75～3.8点
（3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン）
1,000円以下のワインとしては充分な評価です
テイスティングコメント
アンズ、オレンジなどを思わせる果実香、白い花、水飴のような甘味の風味、僅かにハーブなどを感じます。口の中に綺麗な酸を伴った優しい果実味が広がります。軽快で雑味なくクリーンな印象の、より爽やかさが強調されたヴィンテージです。程よい膨らみがあり、比較的豊かな酸を感じ、バランス良くまとまっています。余韻は中庸で後味にも綺麗な酸を伴った優しい果実の旨味が残ります。爽やかで、クリーン、優しい果実の旨味が広がる心地良いワインです。
2本目、白ワイン
オルキデア シュルリー 2011
麦ちゃん評価 3.75～3.8点
テイスティングコメント
グレープフルーツ、パインなどを思わせる果実香、植物の茎を感じる青味の要素、ハーブ香、ミネラルなどを感じます。口の中に比較的強い酸を伴った果実味が広がります。爽やかな印象も受けますが、ミネラルを感じる骨格のはっきりした味わいです。強めの酸の中から豊かな果実の旨味が現われる印象です。膨らみがあり、余韻は中庸、後味にも強めな酸を伴った果実の旨味が残ります。比較的強い酸とミネラルに富んだ骨格のはっきりしたヴィンテージです。
3本目、赤ワイン
ポークパインリッジ カベルネ・ソーヴィニョン 2010
麦ちゃん評価 3.8点
テイスティングコメント
プラムのジャム、干しプラムなどを感じるジャミーな果実香、カラメル香、ヴァニラ香、チョコレート、植物の茎を思わせる青味の要素、胡椒などスパイス香などを感じます。口の中に濃縮したジャミーな果実味が広がります。程よい酸がありぼやけた印象はありません。タンニンは強めですが尖ったところはなく柔らかい印象です。ミディアムボディーですが、力強さも備えています。余韻は中庸で、後味にもやや濃縮感あるジャミーな果実の旨味と苦味の要素が残ります。ジャミーでやや濃縮感ある果実味が特徴的なヴィンテージです。
