昨晩、3月1日(木)の試飲ワインは白1本、赤2本でした。
1本目、白ワイン
フェアヴュー シャルドネ 2010
ヴィンテージ変更による試飲です。
南アフリカの当店定番アイテムです。
麦ちゃん評価 3.85+点
(3.5点で標準的ワイン、4.0点以上で傑作、4.5点以上なら至高のワイン)
かなりの高評価です。
テイスティングコメント
黄桃、熟したメロンなどを思わせる果実香、蜂蜜香、カラメル香、樽熟成から由来する木質香、ナッツやトースト香などを感じます。口の中に熟した印象の果実の旨味が豊かに広がります。適度な酸がありぼやけた印象はありません。樽熟成から由来するナッティーな風味を適度に感じます。膨らみある豊かな味わいで、アミノ酸のような旨味の要素も広がります。余韻はやや長く、後味にも旨味豊かな果実味と樽熟成から由来する苦味の要素が残ります。適度な樽の風味と熟した印象の果実の旨味が特徴的な旨味豊かなヴィンテージです。
2本目、赤ワイン
イゾラ ピノ・ネロ 2009
イタリアのピノ・ノワールです。
麦ちゃん評価 3.75点
ワインとしてはまずまずですが、
ピノ・ノワールらしい透明感が感じられません。
残念です・・・・・・・
3本目、赤ワイン
ブラハム シラーズ 2008
麦ちゃん評価 4.1~4.25点
傑作の評価です。
今後の熟成を考慮して、点数に相当の幅があります。
5年後にもう一度試してみたい1本です。
テイスティングコメント
ブラックベリーや干しプラムを思わせる濃い果実の香り、ミルキーな要素、ヴァニラ香、カカオ、ナッツ、チョコレート樽熟成から由来する木質香、胡椒・ナツメグなどスパイス香、大地のイメージ、埃っぽい要素、鉱物を感じるミネラル感など複雑に豊かに香ります。口の中に凝縮感ある濃い果実味が広がります。酸は比較的強く、骨格のはっきりした骨太のワインです。タンニンは強めで、収縮するものを感じますが、尖った印象ではありません。力強くパワフルで飲み応えありますが、芯が通った味わいで繊細な印象さえ感じます。余韻は長く、後味にも比較的強めな酸を伴った果実の旨みとやや収縮するタンニンが残ります。今飲んでも充分楽しめますが、今後の熟成も大いに期待出来るGoodヴィンテージです。